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THE COLTS/ニューロティカ

CLUB Queのマスター二位さんから「欽ちゃん目線で何かやってみない?」と言われたタイミングで、そういえばもうすぐ誕生日だな~。ちょうど40歳だな~と。
僕は舞台上・本番の数時間をなんとかするだけの裏方なので悩んだんですが、Queは僕がどうしようもない時からずっとお世話になってる小屋だし、別にみんなに祝ってもらおうとかの気はなくて、やっぱりバンドがいないと僕も食っていけないし、それにはお客さんに楽しんでライブハウスに来てもらわないといけないし、バンドにもお客さんにもQueにも皆に感謝をする日! 僕なりのちょっと特別な日を企画してみようかなって感じで考えてみました。ニューロティカとTHE COLTSは僕の関わっているバンドの中でもタイプは全く違うけど、どちらも誰でも楽しめる最高のライブをやってくれるエンターテイメントなバンド。それでいてスジの通ったバンドだと思っているので、この機会に是非一緒にやってほしいと思って不躾ながら出演をお願いしたら、両バンドとも組み合わせの妙もあって快く出演してくれることになりました! (川添"欽太郎"広和)

というわけでローディを生業とする欽太郎くんが、自らの40歳の誕生日に大イベントを企画してくれました。まずはHAPPY BIRTHDAY! おめでとう欽ちゃん!!
このメンツは、まあライブハウスに通ってる人なら知らないわけはない2大バンド。時代を切り開いて塗り替えたバンドです。
これから話す話は、欽ちゃんが10歳だった頃、それからたった30年ばかりの短い歴史だけど、それを知ることは、多少ロックを知ることになるんじゃないでしょうかね。重要でめちゃ面白い話。

まずTHE COLTSですが、今となっては意外に映るかもしれないけど、下北沢から始まってるんですよね。それが91年。その時はCLUB Queどころかシェルターも251もガレージもなく。フルタイムライブハウスは屋根裏だけ。今はもう閉店したけどそこには怒髪天やハイスタ、ミッシェルガンエレファント、真心ブラザーズなど、各ジャンルを牽引するバンドがひしめき合っていた。
そんななか純粋培養ROCK'N'ROLLを引っ提げて、どこをとっても間違いないロックを見せてくれたのがTHE COLTSだったのです。
彼の躍進と時を同じくしてCLUB Queが生まれたんだけど、相乗効果と言いますかシーンに拍車をかけて90年代後半の怒濤のロックムーブメントに突入していくのでした。70~80年代の刺激溢れるロックに思い切り影響受けて拡がった音楽を束ね、一本化して唯一無二の音楽とカルチャーを確実なものにしたって感じですね。パンクロックが出現して雨後の筍のように沸いて出たバンドの中で、ピカイチのセンスを持ってロック第3世代を牽引してきた理由は何と言っても岩川の声が良いことかな。それに類まれなセンスとバイタリティを持った集団だったこと。それをバックアップして形に作り上げていくBa.神田の行動力。この出来る男たちのロック物語は、ずっと語り継がれなきゃいけないストーリーだと思うのです。先人も後輩もTHE COLTSでつながるんだよ。
一方のニューロティカは1984年結成!? ほらっ誰も生まれてないよ(笑)で面白いのはロティカ結成時には下北沢にめぼしいロックシーンは無かったってこと。
その中心は圧倒的存在感でロフトが君臨していた時代。ロフトの次は渋谷公会堂、そして日比谷野音、武道館。つまりロフトに出演するということはロックスターへの道のりの最初のステップだった。
そのロフトで「1000人斬りライブ」と謳って3DAYSのワンマンライブを慣行したのが彼ら。
凄いよね。かっこいいよね。無理してかさ上げして大会場やってヒ~ヒー言いながら、8割くらいの集客でもソールドアウトなんていう営業丸出し形だけ人気者っていうようなのが氾濫する現ロックシーンとは全く真逆の実力行使時代における。実力行使バンド。それこそ体当たりロックです。それでいて高圧的じゃないキャラクターゆえにロティカ人気は多種多様なところから勃発していくのでした。
いまやオリジナルメンバーはVoのあっちゃんだけなんだけど、おそらく元ニューロティカの肩書がつく人は世界中に50人くらいいるんじゃないの? 違う言い方すると普通へこたれて解散? いや普通してるでょう。
だからあっちゃんはもう生まれた時からニューロティカだったんだね。どうなってもやめられないんだね。だから素敵なんだな。
とにかく歴史的に凄い2バン! 観なきゃヤバイ。しかも今回しかないよきっと。この日は欽ちゃんのバースデイなんだけど、それは忘れて…いやいや。そういう人がいてロックのライブは成り立っているっていう事実にも少し目を向けてもらってね。バンドマンだけじゃあライブは成り立たないですからね。この日は最高のロックにまみれながら裏方の欽ちゃんにハッピーバースデイを思いつつ感謝しながら、爆発的な本物のロックライブ楽しみましょうか!

OFFICEQUE 二位徳裕

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