BACK
2006.9.28
「new sound movement vol.1」
Anchor-edge./BLANKGARDEN/monokuro

”new sound movement”と名づけられた今回の企画。奇しくも3ピース対決になった。まずは最近イヴェントにも引っ張りだこのmonokuro。今年に入り、何度か出演してもらっているが、このバンドの本質が見えない。時には切れそうになるぐらい激しく、時には暖かいメロディが鳴り響く。陰と陽を兼ね備えたバンド。ライブを重ねる度に着実に自分達の居場所を見つけ始めている。その中に音像が見え隠れする。Vo.磯谷の声にますます色気がでるころにはリズム隊も温度が上昇していく。その温度がどこまで上るか、確かめたい。続いて今回2回目の登場、BLANKGARDEN。メンバーの緊急入院もあり、3人での演奏になった。このバンドの醍醐味でもあるもう一人のギターの存在がなくなると、ちょっと心配したがステージを見て安心した。綺麗なメロディラインは健在。3ピースというシンプルな演奏だったからこそ映える声。来月11月には企画を控えている。その頃にはメンバーも復帰しているだろう。どんな一日になるか、今から楽しみだ。そして最後を飾るのはAnchor-edge.。名前を変えて初登場。気持ちも変わればステージングも変わる。今まで以上にアグレッシブなステージ。メンバー各自がそれぞれの楽器を楽しんでいるように見えて、スピーカーから出てくる音はひとつの曲、紛れもなく彼らの音。爆音の中で鳴り響くメロディ。ギターロックという単純なジャンルには留まらない彼ら、まだこれからも走り続けるだろう。今日は偶然3ピースのみのバンドになった。リズム隊とギター、そして声。バンドとして最低限の人数と機材。各バンドその最小限の編成でそれぞれの色を見せてくれた。今日出た3バンドはこれからもこのライブハウスにはなくてはならない存在になっていくであろう。 [撮影/藤野亜寿香、文/安斉昌晃]


monokuro


BLANKGARDEN


Anchor-edge.
BACK