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2007.2.23
手描きLIFE/サスライメイカー/Lab-Siva/ザ★スパイ

今回はそれぞれ「声」を大事にしている4バンドが集まった。まずトップバッターを飾ったのは手描きLIFE。透明感あるボーカル千絵美の声が会場に響き渡る。その声に呼応するかのようなエモ―ショナルなサウンド。満面の笑みでの演奏、音楽に対して真剣な姿勢が受け取れた。まだまだこの先、どんどん変化していく彼等を見続けたい。そして次はサスライメイカー。このバンドはボーカルの磯部俊行のソロプロジェクト。しかしソロとは思い得ないバンド感、軽快なサウンドに聞き手にまっすぐ伝わる声。しかもMCもおもしろい。ライブを楽しんでいる本人達を目の前にしたら、客席も盛り上がる。終始会場にいる人たちが笑顔だったのが印象的だった。3番目に登場したのは、Lab-Siva。3ピースとは思えないほどの重厚感。ソウル~ファンクよりなリズム隊にグッと引き込まれる歌詞。説得力というのか、思わず見入ってしまう。あっという間の30分。そしてトリはこの日から「ザ★スパイ」に名前を変えた田村達司バンド。4ピースというシンプルな編成が彼の声という存在感を際立たせる。メロディーもそれに呼応するかのように、そっと寄り添う。ボーカリストとしての彼の存在感。立っているだけで絵になる。彼がひとたび声を発すると、その場の空気すら変えてしまう。それはボーカリストとしての才能というより、天性のものだろう。今日出演した4バンド、それぞれ日本語の歌詩を大事にしていた。音楽は常に進化をしているものだと思う、がしかし変わらないであり続けることも同様に大事なことだと気がつかされた。 「文、安斎昌晃 撮影、藤野亜寿香」


手描きLIFE


サスライメイカー


Lab-Siva


ザ★スパイ

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