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2007.4.13
「まぁみちょきよ vol.1」
mercydo/reach up to the universe/BRIT BANQUET
お笑い>響/ダイノジ/庵/キャン×キャン
SPECIAL GUEST>Lion5フリーセッションズ

今日はチームミナクチダニ(大分出身の姉妹)企画、「まぁみちょきよ」vol.1。方言で「これだけ見ておけば間違いない!」という意味。音楽とお笑いの華麗なるコラボレーションである。 まずMCは「響」の二人。自己紹介をしつつ、コントのような世間話のような、話で会場を暖める。そして、自分たちでもロックイベントをしている「ダイノジ」。いや~おもしろい。やっぱりエアーギターが一番有名ですが、コントも予想以上に面白かった(ダイノジさん、ごめんなさい!)。続いては、バンドのトップバッター「reach up to the universe」。英語詩とチェロの音色が曲に奥行きや拡がりを感じさせるストーリー性のあるメロディ、しっかりしたバンドの世界観のなせる技だろう。このイベントはバンドと芸人さんが交互に登場する。転換中の待ち時間みたいなものが無く、テンポ良く進む。続いて「庵」、あっゴルゴ13が出てきた、もちろんゴルゴ13ネタ。小気味良いスピード感でコントが進み、余りゴルゴを知らなくても面白い。ふと、表現方法が違うだけで、やってる事(伝える事)って音楽と一緒なんだな、と感じる。「BRIT BANQUET」は、唄力の強い、正統派のPOPロック。悩みが無くなる事は無いけど、前を、未来を見ている、初期衝動的な感覚。「キャン×キャン」のびっくりしたマスオさんの「えぇぇぇぇぇっ」っていうネタが大人気。ガチャピンの座頭市とか、表情も豊かなので面白い、沖縄出身らしいけど「いっこく堂」に似てた。本日のSPECIAL GUEST「Lion5フリーセッションズ」はメンバーが豪華。ストレイテナー(古代魚好き)ひなっち、LITE/FULL ARMOR・イザワさん、the chef cooks me・下村さん、avengers in sci-fi・タロウさん、BEAT CRUSADERS・マシータさんと揃い踏み。たくさんの音が波のようにやって来ては引いて行って、鼓動、ビートを凄く感じる。特に誰も歌わない所謂インストだけど、有無を云わさない圧倒感がそこにあった。七番手、本日のMCでもある「響」が、心の中の天使と悪魔の葛藤をネタにコントを展開。客席の皆さん「あー、あるある」って思ったに違い無い内容、財布を拾ったら届けよう。オオトリは「mercydo」、彼らはシンプルでロック色の強い3ピース。「どうせ家に帰ったって穏やかに眠る場所も無い」と、安らぎを求めている幼いような歌声。冷たい情熱が心を掴むバンド。今日は、総勢八組が出たボリューム満点のイベントだったけど、みんな最後まで楽しそうに残っていた。チームミナクチダニさん、お疲れ様でした。楽しみなイベントがまた一つ増えたな。[文/藤井美奈 撮影/藤野亜寿香]


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