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2007.5.13
「ひっちゃか、メッチャカ」
はみいか[ハシケン、 みっち。、石川浩司(ex.たま)、河村博司(ソウルフラワーユニオン)]with 浜野謙太(SAKEROCK) 水中、それは苦しい/ユキへい

トップバッターは「ユキへい」。サンシンを持ってイソイソと登場。島風だけどエレクトリック、そしてパンク。いつものZher the ZOOじゃないみたいな空間が流れているのは、お客さん達がライブに参加しまくりで近いから?それも、地べたに座って、まるで近くの公民館の催しみたいだから?ユキへいの、お婆ちゃんが作った[サーターアンダギー]の曲や、お母さんへの愛の歌は、ほっこりとくる。曲もMCも独特のペースだけど、一生懸命な感じが伝わってきてちょっと微笑ましい。次の出演者との間に、オレンジの賑やかなジャージで転換中の場を賑やかす人が。誰かと思ったら、「清水宏」さん。パワートークでお客さんをグイグイ掴む。しかも面白い、ハリウッド版サザエさんって…(笑)。『S・A・Z・A・E・S・A・N、カミングスーン』…楽しみです。この清水宏ショウは、各バンドの転換中開催された。いや、得した気分です。これぞ、"ひっちゃか、メッチャカ"の醍醐味。続いて「水中、それは苦しい」。安めぐみのテーマや冗談みたいな歌詞を汗ダクで大真面目に歌う、これもパンク。バイオリンって哀愁漂うばかりでは無いんだ、と身近な楽器に感じた。客席はMCも演奏中もずっと笑ってて、でもこの世界観は、ジワジワ利いてきて病み付きになる感じ。ラスト「はみいか with 浜野謙太」。石川さんの存在が微笑ましかったり(スモッグっていうんでしょうか、上着はそれ一丁だけど、サイズが小さいような)、みっち。さんや浜野さんがダンサーと化したり。そしてメンバーそれぞれが曲を歌うんだけど、その度に雰囲気が変わって、ステージ上の動きから目が離せない。難しい事を考える暇無しで観れた。ほんと、何時の間にか笑い顔になってた。何か、今日のイベントは、"ひっちゃか、メッチャカ"っていうよりも、ある意味、とても纏まりのあるイベントになってた。次回、"ひっちゃか、メッチャカ"はどんな"ひっちゃか、メッチャカ"風になるのか、気長に待つことにしよう。[文/撮影 藤井美奈]


ユキへい


水中、それは苦しい


はみいか with 浜野謙太
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