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2007.7.7
「color 「FULL」 night」
Vish(ex.HiguraShi)/VASALLO CRAB75
DJ>TJ(hare-brained unity)/october(サキノハカ)

今日は"color「FULL」night"という、Vishレコ発イベント。眼でも耳でも楽しんでもらいたい、という趣旨の元に出来た空間。DJ>october(from サキノハカ)のDJで開場。先に演るのはVASALLO CRAB75、ステージ上にもミラーボールがあって舞台風。バンド構成はバイオリン兼サンプラー・キーボードも含め、さながら小さなオーケストラ。オールディーズのような正統派の曲やジャジーな曲も全て彼等風。日本語詞、英語詞ともにすんなり耳に入ってきて違和感無い。外国のお客さんもチラホラいて、楽しげな感じを見ていると、音楽って境界線無いなって、改めて認識させられ嬉しい気分になる。VASALLOも同時期リリースで、店頭に並んで販促されていて嬉しかった、というコメントも微笑ましい。2番手のDJはDJ>TJ(from hare-brained unity)。ブース周りに顔見知りのお客さん達が集まって、近況報告とかし合っている。続いて本日の主催者Vish。大人の女性の持つ可愛いらしさ、女性らしさが曲になった感じ。MCの間に鳥の囀りが流れていたり、風景のVJだったりで、地下のライブハウスにいることも忘れ、まるで高原にいるかのようにマイナスイオンを浴びたつもりになった。女性の書く歌詞と男性のそれとは、何か目線が違って聴こえるって改めて感じた。対象物の距離感とか、自分を取り巻く世界観の大きさとか…。6/20に1st.ミニアルバムをリリース。その後、ゆっくりツアーを回って、10/5に再びcolor「FULL」nightをここZher the ZOOで開催するとのこと。本編ラストの前に、哀しい時には空を見上げて其処に空がある事を確認する、みたいな事を言っていたけど、音楽も空と同様、いつも其処にいて、自分達を慰めてくれたり元気付けてくれたりする存在なんだよなぁ。ラストDJはDJ>YAMANE。仙人の様な風貌って言っていたから、すごいのを想像していたけど、イベントを締めてくれるカッコいいDJだった。DJって一言で言っても色んなスタイルの人がいるんだな、それはバンドと同じ。次回のcolor「FULL」nightはどんな「color」がちりばめられる事になるのか、帰ってくるのが楽しみに思えた。 [文・藤井美奈、撮影・菅真由子]


VASALLO CRAB75


Vish
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