Bob&Carnivals「tropicalia」のレコ発イベント。
オープンした会場には「久しぶり~!」と声を掛け合う人や
「こないだのライブは~…」と音楽話にテンションを上げる人、
早くも楽しそうにお酒を飲む人などなど、
音楽で繋がったであろうたくさんの人がその空間を楽しんでいた。
そんな中、静かに音を鳴らし始めた「PaperBagLunchbox」"寒い中よく来たね♪"と
ギターをつま弾きながら優しく自己紹介。
しっとりと伸びやかな歌声は優しさと溢れる衝動をあわせ持っていて
物悲しくて、だけど心地良い。派手な動きがあるわけじゃないのに
音とメロディが頭の中でぶんぶんと飛び回っているような。
歌の世界を泳ぎ回るように動きながら披露された、出来立てだという新曲。
飲み込まれたフロアからは大きな拍手が響いた。
続いて登場した「24-two four-」は空気を一変。
ぐるりとステージを囲むように向き合った4人、全員に立てられたマイク。
天気のいい空の下で遊んでるみたいだ。
グルーヴィーにゆったりとたゆたうリズムにフロアも揺れていた。
押しつけがましくない、語りかけるような言葉。
日々に転がっている見逃してしまいそうなキラキラで、ドキドキ・ウキウキさせてくれた。
そんな空気をさらにゆる~くほころばせてくれたのは「CaSSETTE CON-LOS」
深みのあるギター、ウッドベースにサックス、フルート、パーカッション、カリプソなど、
ムード溢れる楽曲で代々木のライブハウスにいるってことを忘れてしまうくらいにうっとり。
ゆるいMCにもほっとする。本当に楽しそうに嬉しそうなステージに、
自分たちの音楽が本当に好きなんだなぁと思った。そんな笑顔、拍手、歓声に溢れた中、
トリを飾ったのはこの日の主役「Bob&Carnivals」"オアシスへようこそ!"と
小気味よいリズムで、ゆるりと心地良いサウンドに、みずみずしい高音でチャーミングな歌声が伸びる。
外は肌寒いのに会場はぎっしりのお客さんで暑いくらい。
ドリーミーな鍵盤の音色も心地良く、ゆらりゆらりと夢心地な曲が次々に運ばれてくる。
目の前に浮かんでくる景色はまさにトロピカル。笑顔の溢れた一夜でした!
「文、ヨコオユウヤ(gisinanki)/撮影、木村心保」
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