写真家/中村美鶴が発行している温かいフリーペーパー「写真と人」2周年記念、
この日はライブハウスに音楽と笑顔をあふれさせてくれた。
「バックマーカー」はこっちまでつられて笑ってしまうくらいの満面の笑みで
エネルギーあふれるポップチューンを炸裂させる。
思わず和んでしまう不思議な安心感で無理なく引っ張っていってくれるステージに、会場からも自然と手拍子が。転換中には写真家の本領発揮!といわんばかりのスライドショー。
ステージとは違う表情のアーティストや、どこかホッとする景色が次々に流れていく。
そんな中、続いて登場した「つるうちはな」
5人編成になって音圧だけじゃない安定感がぐっと増したよう。
メンバーそれぞれがハイテンションなステージング。
その中でさらに一番前に出てくるから彼女はすごい。
感情が高ぶりすぎて涙ぐんでしまうくらい、真っ直ぐに向き合って心を込めた歌が響いた。
ゆるさと力強さをじわじわと広げた「Lucky13」を聴いていると、
なんだか優しい日差しの中を電車に揺られて出かけている気分になって...。
柔らかいのにぼやけることのないメロディ。
頼りなさそうですごく安心する心地良い声。
ひとつひとつの音をとても大事に奏でていた。
最後の「コーチガリー」はいきなり最高潮のテンション。
力一杯に歌われるセンチメンタルに胸があたたかく、熱くなる。
一生懸命バンドで音楽を鳴らして歌うのって
こんなにもキラキラしたもんなんだって再確認させてもらえた。
「文、ヨコオユウヤ(gisinanki)/撮影、会田恵里」
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バックマーカー
つるうちはな
Lucky13
コーチガリー
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