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2008.8.29
2ndミニアルバム「泣かないで」リリース記念 ソフテロ・ツアー08' 『ナカニャーデ』
ソフテロ with 常田真太郎(スキマスイッチ)/ナチュラルハイ
opening act>STUDIO44

会場を見渡し、女性客の多さに驚かされた。ロックのライブハウスでは最近見なかった光景だ。オープニング・アクトは「STUDIO44」。福岡から来た九州男児が奏でる音楽は、実に柔らかかった。ソフトな歌声が耳に入り、テンポの良いリズムで身体が自然と揺れる。音、コトバ、ビジュアル…どの要素も゛好感゛という言葉が当てはまる。コーラス・ワークも美しい。夏の終わりだというのに、初夏の雰囲気を味わうことができた。続いてはピアノとボーカルという組み合わせの「ナチュラルハイ」。まずは大嶽(Pf)のピアノ・ソロでスタート。渓流のせせらぎのような優しい音色にすっかり酔いしれた。そして白木(Vo)が登場し、心と体を包み込むような温かさと、ソウルフルで躍動的な面を併せ持つ歌声を披露する。音大出身という背景を頭に入れなくても、目と耳でクオリティの高さを実感することができるのが彼女達のステージ。MCはかわいらしくて親近感が持てた。ラストは「ソフテロ with 常田真太郎(スキマスイッチ)」。今回のツアーではドライバー・物販と多岐に渡って活躍したという常田が軽快に鍵盤を叩く。「帰ってきました!東京!」と石川亨輔(Vo&G)が叫び、ここで彼らとフロアのフィーリング感に満ちた空間が生まれた。臨場感溢れる歌詞と、親しみやすいノリ&容姿がマッチして、何だかとても居心地がいい。ロックでソウルな゛近所のおにーさん゛は、アンコールにも応じてくれた。長雨のうっとうしさを忘れさせてくれるような、さわやかな空気が終始流れていた。
[文、工藤涼子/撮影、小田部明子]


STUDIO44


ナチュラルハイ


ソフテロ with 常田真太郎(スキマスイッチ)

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