開演時から会場はエレクトリックなサウンドを求める観客たちでごった返していた。「OTO no HA vol.１」が賑やかにスタート。１組目は大阪からやってきたバンド「Soda fountains」。サクッと軽い打ち込みのドラムに、ギター、ベース、シンセサイザーと男女ツインボーカルが乗るお洒落なサウンド。打ち込みのトライアングルの音や不思議楽しいMCも、浮遊系のサウンドにスパイスを効かせていた。２組目はこのイベントを主催した男女ユニット「Furil」。「エレクトロポップなアーティストを集めたイベントをやることで人々に安らぎを与えられたらいいなと考えて主催しました。」とギターのEiji氏。透明感があって伸びやかなAsukaの歌声はEiji氏の言葉通り、安らぎを与えるエンジェルボイス。強気で前向きな歌詞も彼らのハートの熱さを感じさせてくれた。３組目は「MOTOCOMPO」。白と黒のボーダーを身にまとった二人が最高にHOT＆COOLなメロディ・ビート・グルーヴの波を巻き起こす。太く張りのある声で英詩を完璧に歌い上げるChihoの姿からは、キュートさと男気あふれるど根性の両方を感じる。自然体で思いのままに楽しく動く見ているととても元気が出てきて観客たちもつい踊らずにはいられなくなってしまう。ウィットに富んだMCや二人揃ってするコミカルな動きからもプロ意識をひしひしと感じさせ、ますます観客たちを魅了してくれた！最後は「エイプリルズ」。ステージに横一列に並んでいる姿には'６０年代のアニメのようなレトロさと、近未来的・宇宙的な雰囲気が漂っている。まさに「BACK TO THE FUTURE MUSIC」！豪華でボリュームのある演奏と、二人での素朴な歌がとてもいいバランスでマッチしていて心地よい。途中chelucyのまつゆう氏も迎えてカバーしたクリィミーマミの主題歌もあり、お得感満載。VJのナカマ氏も今回からメンバーに加わり、ステージをさらに楽しいものにしてくれた。エンターテイナーなオトノハの申し子たちが集まった、お年玉的な豪華なイベントだった。今年を乗り切るパワー(ご利益)満載!!!
[文、菅真由子／撮影、ZtZスタッフ]