BACK
2009.5.2
侍ダイナマイツ独演会 「代々木炎上4」 侍ダイナマイツ2nd アルバム発売記念ツアー『影武者外伝』ファイナル
侍ダイナマイツ
opening act>イギリス人  DJ>BU$HI

ゴールデンウィークも真っ只中、Zher the ZOOの毎年恒例行事、侍ダイナマイツのワンマンライヴ『代々木炎上4』が開催。当日は祭にふさわしい晴天。ワンマンというものはそのバンドの現時点での集大成。それを4年前からZher the ZOOを選んで毎年やってくれるなんて、ライヴハウス冥利に尽きるってもの。 会場にはワンマンにふさわしく、紅白幕、ちょうちんの数々。30代半ばのおっさん達(ごめんなさい)が、リハーサルの合間に、せっせと会場を盆踊り会場さながらに作り変える。いつまでたってもバカやれる、そんな大人達を見てなんともいえない感情がこみ上げつつ、いよいよ開演。まずはDJ BU$HIが会場を盛り上げる。選曲が絶妙すぎてお客さんも、演奏前からお酒が進む進む。DJにより会場に一体感が生まれたころ、まずはO.Aのイギリス人が登場。バンド名聞いただけで気になっちゃうこのバンド、メンバー全員日本人。O.Aということで時間も短めで、これでもかってくらい曲を詰め込んで、会場は更にヒートアップ。そしていよいよ本日の主役、侍ダイナマイツにバトンタッチ。ワンマンというだけあって、お客さんの盛り上がりも初っ端から最高潮。個人的には、バンドというものは、ただ単に曲が良いだけではダメだと思う。それだったらCDを聞けば済む話だし。LIVEというものは、1回1回それしかない。同じLIVEというのは存在しない。なぜ侍ダイナマイツのワンマンは、こんなにたくさんのお客さんが足を運んでくれるのか。その疑問に答えてくれる、侍ダイナマイツはそんなバンドだと思う。曲以外でも色んな意味でお客さんを楽しませてくれる、まさにエンターテイナー。こんな不況な世の中こそ、こういう真剣にふざけられるバンドが必要だと思う夜だった。
[文・撮影/阿久澤俊介]


イギリス人


侍ダイナマイツ

BACK