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2009.8.7
"ミゾオチpresents 「ハトポップ vol.7 ~今だCDリリースだ~」"
ミゾオチ/ニッポ・リヒト/disburden/オシロスコープ

東京での初企画、そしてCDリリースを兼ねたミゾオチ主催の「ハトポップ」。あいにくの曇り空で、夕立が降ったりで天候が不安定でしたが、そんなのはおかまいなしの1日。1番手に登場したのは、オシロスコープ。彼らの情緒あるサウンドに言葉の意味が絡みつつ、音の迫力というよりも、その場の空気を包み込むサウンドと表現したほうがいいのか、ゆったりと体を動かし聴き入ってしまうライブ。その雰囲気に熱くスパイスをかけてきたのが、2番手のニッポ・リヒト。ミゾオチと同じく愛媛出身の彼らたち。Zher the ZOOでは初登場、情緒的な唄にたたみかける音には熱いものを感じてしまう。そして次に登場のdisberdenは、ベースにサポートを迎えての初ライブ。彼らは、メンバーを時間をかけてさがすことより、ライブを止めないことを選んだ。今日のライブは、今までにない緊張感の中で、盟友の初企画を飾った。そして会場のボルテージが変わり、最後を飾るのはミゾオチ。Vo高橋の声が大きく響きわたり、哀愁を漂わせるメロディー、そしてギターの音色、力強いものの中にも繊細さが見え隠れするその音。地元愛媛から活動拠点を東京に移して、無我夢中で何かをつかもうとする気持ちがあふれ出ていた。「唄うのって気持ちいいな」と話していたその言葉が、心から出ているのは間違いないと思う。まだまだ彼らの旅は始まったばかり、これからのミゾオチにぜひ注目していただきたい。[文・撮影/原淳]


オシロスコープ


ニッポ・リヒト


disburden


ミゾオチ

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