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2009.11.12
"エリーニョ 私小説的 1st Album「ヒヨコと猫の鳴いた、ココにある日常的。」発売記念オフ会 "
エリーニョ&The Sweetest Friends
mothercoat/ANIMA/puff noide

一人の気になるアーティストがいる。本人曰く「イキヲスルタメニオンガクヲシテイマス」。まさしく音楽を通して、自分自身を表現し、存在するために音楽をする。音楽をしている彼女は楽しそうだ。いろんな経験を経て、彼女は一人で音楽をすることを決めた、自ら選んだアーティストと共に。そんな彼女の私小説的なアルバムができた。そのオフ会(レコ発じゃなくそんな言い方が彼女らしい)に、今までに出会った素晴らしいアーティストが応援に駆けつけてくれた。まずはpuff noide。先週もとあるバンドのレコ発に呼ばれた彼ら。やはりバンドから好かれるバンドは、とても魅力的で独創的。音を出す瞬間に爆発、そんなイメージ。4人というシンプルな編成で、音を紡いでいくその先に、彼らにしか出せない風景を、その場にいる全ての人たちと共有していた。そしてANIMA。彼らも夏に素晴らしいアルバムを発売して、勢いに乗っている。ジャンルとかではなく、ANIMAという音楽。個性だらけでいびつな音たち、憎めない4人のキャラクター。久々に見た彼らはステージという空間で自由に泳いでいた。自信の表れか、演奏も堂々と楽しんでいたようだった。そしてmothercoat。この日の直前にドラムが抜け、2人編成になり、どんなライブになるかひやひやしていたが、相変わらず素晴らしかった。バンドサウンドではなく、エレクトロユニット的な編成だったが、どこにも属さない唯一無二な存在。この日本にもこんなアーティストがいる、ライブハウスはまだまだ楽しそうだ。そしてエリーニョ。今日はオフ会ということもあり、The Sweetest Friendという大所帯な編成。音数が増えても彼女の存在が薄れることはない。言葉で表すのが難しい、空気感、ムード、表情、全てを含めた音楽。いいアーティストには、いい出会いがある。ライブハウスはそんな場所であってほしい。笑顔で音楽ができる環境を。
[文・撮影/安斉昌晃]


puff noide


ANIMA


mothercoat


エリーニョ&The Sweetest Friends
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