12th ミニアルバム「tears」のレコ発企画となる、soulitのワンマンライブ。
今年を締めくくる意味で、面白さと楽しさを入れてのライブに彼女たちが続けている企画、
"life-time"の良さが感じられた日だったと思う。
オープニングアクトにジャグリングのKomeiが登場。なんと、ジャグリングで日本一を獲得したとか。
天井が低く、いつもよりやりづらそうな感じだったが、そこはさすがに日本一。soulitのリズム隊も加わり、音楽に合わせて
素敵な空気を作ってくれた。そして、メインのsoulitの登場。懐かしい曲も織り交ぜながらの曲の運びに
お客さんも呼応する。ファンク、ソウルな曲主体の中にも、Voのachiの繊細な一面も見て取れて、
踊らす、聴かせるといった流れをうまくつくりだし、お客さんとのやり取りもライブならでは。
ゲストに、ゲントウキの田中氏も参加し、お互いの曲を演奏しあうなど遊び心もあって、観るものを飽きさせない。
soulitの"life-time"は、音楽を通して今があり、
音楽が生活の一部であり、その空間を共有している時間があるんだということを、改めて感じさせてくれた。
来年2月には海外ツアーも決まっている彼女たち。また新たな空間を、今まで以上の楽しさを伝えて戻ってきてくれることだろう。
[文・撮影/原淳]
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