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2010.8.29
" BIG STAMP vol.3 ~真夏のカオス~"
リリィノート/BARICANG/DAdDY WALK AROUND

3バンド共同企画、BIG STAMP。常に一緒にライブをしているわけではなく、それぞれの活動があり、年に何回かこうやって集まれる、仲間、そしてライバル。今回は夏休み最後の日曜に開催された。今回はかなり思考を凝らしていた。まずは開場~開演の時間は、お手製のVTRで会場をなごませる。そしていつものお約束、オープニングセッション。一気に会場がヒートアップしたところで、一番手のリリィノートにバトンタッチ。バンドの状態がすごく良いのだろう。張り詰めた緊張感と、その唄力で一曲目から、お客さんを自分たちの味方につけていく。ギターロックという枠では納まりきらないその表現力。彼らは自分たちの見せ方、プロデュースの仕方が非常にうまい。どんな風に見られるか、望まれているか、期待以上のことをあっさりやってのけてしまう。おそらく近いうちにとんでもないことになりそうな予感がする。2番目はBARICANG。実はこのバンド付き合いが結構長く、前身バンドからずっと出てもらっている。このバンドは一言で言うと、スタイリッシュ。ただ見た目がいいだけでなく、曲のクオリティも高い。シンプルながら随所に遊び心がちりばめられ、見ている者を飽きさせない。やはりメロディがいいバンドは見ていて楽しい。11月にはワンマンも決まり、どんどん上昇していくだろう。そして最後はホストバンド、DAdDY WALK AROUND。前身バンドから付き合いがあり、バンドの色んな状況を見てきた。3ピースになり、メンバーチェンジもあり、メンバーの家がなくなり(笑)、それでも自分たちの音楽を信じてここまでこれた。よりタイトに、よりアグレッシブになり、以前のがむしゃら感はそのままに、唄が響くバンドになってきた。曲もずいぶんシンプルになったが、彼らにしか出来ないライブになってきた。人間が成長するのと同時に、バンドも成長するのを改めて感じさせてくれた。堂々たるステージ、最後まで自分たちを信じて音楽を続けて欲しい、そして近い将来、もっともっとたくさんのお客さんに受け入れられるだろう。次はワンマンだ!
[文、撮影/安斉昌晃]


リリィノート


BARICANG


DAdDY WALK AROUND

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