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2010.10.24
" 今日のできごと presents 砂場1st album 「旋律」発売記念リリースパーティー 今日のできごと編 "
砂場
GUEST>はこモーフ/カモレ/mother fall asleep
DJ>しあわせ(トキメキ泥棒)

トップバッターは、はこモーフ。女子3ピースバンドらしく、かわいらしく懐かしいポップスを聞かせてくれた。かわいらしい見た目と、ロックな姿勢が同居したバンドだった。2番目に登場したのは、mother fall asleep。今日でZtZ3回目の出演。彼らの最大の魅力が耳障りの良い楽曲。聞けば聞くほど、ライブを見れば見るほど、その魅力に引き込まれていく。見終わった後には、清涼感すら残る。トリ前に登場したのは、カモレ。オルタナティブな演奏とその隙間を漂う歌詞。敬愛する砂場の楽曲を披露したりと、その仲のよさもアピール。存在感をしっかり披露した30分だった。そして本日めでたくファーストアルバムを発売した、砂場。独特な声、3ピースとは思えないアレンジ、安定感のあるリズム隊、日本語を大事に歌う、日本のロックバンド。じわじわくる衝撃というのだろうか、徐々にその世界に引き込まれる。目新しいことをやるわけでもなく、等身大の自分たちを、ありのままの姿で打ち込むそのステージは、まさしくロック。ステージを派手に、アグレッシブにやることも出来るだろう。でも彼らが伝えたいのはメッセージ。一番大事な、彼らがやりたいことを選んだ結果。その一音一音にはとても重みがあった。想い、というのだろうか。それが会場全体を包み込んでいくにつれ、お客さんもステージに釘付けになっていき、その空気に包み込まれていった。決して今風なロックではないかもしれない。でも名曲と言われる楽曲たちは、そんな中から生まれてくる。まだまだ世の中には、良い楽曲を演奏するバンドがたくさんいる。少しでもライブハウスの人間として、日のあたる場所にもって行きたい、ライブ終了後にそんな当たり前のことを思った夜。
[文/撮影、安斉昌晃]


はこモーフ


mother fall asleep


カモレ


砂場

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