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2010.11.25
" 大人?パンク? "
LASTORDERZ/BAZRA/385

年の瀬が迫ったこの時期に、凄いイヴェントが行われた。最近は、俳優業や、監督業で忙しい田口トモロヲ氏がライブハウスに帰ってきた。その名も「LASTORDERZ」。元々はイラストレーターである安斉肇氏が作ったバンド。そこにボーカルとして田口トモロヲ氏を向かえて正式に活動を開始。錚々たるメンバーなだけになかなかライブ活動もままならない。逆に言えば、彼ら主導の企画が見れるとは、何たる幸運だろう。ライブが始まる前から否がおうにも期待は高まるばかり。まずBAZRAが登場。このバンドは見るたびに驚かされる。もちろん演奏技術も、パフォーマンスも。日本刀のような切れ味を持つ。研ぎ澄まされた緊張感と集中力、それを体現できるだけの技術。安定感がありうねるようなリズム、そしてそれを切り裂くギターと唄。その爆音にも負けない唄力。いや世界基準のバンド。それはちゃんと彼ららしいメロディラインもあり、パフォーマンスにも負けない楽曲があっての話。凄いバンドになってしまった。そして2番目に登場したのは、385。こちらは初めての登場。噂はかねがね聞いてましたが、こちらも凄まじい。魂の塊のような曲をぶつけてくる。ベース、キーボード、ドラムという特殊な編成から出される、変拍子のハードコア、というのだろうか。とにかく、圧倒的な演奏力とパフォーマンスで観客の心も鷲づかみ。レーベル名が「HAKAI MUSIC」、素晴らしい。そして最後に登場したのが、LASTORDERZ。まずはその錚々たるメンバーに驚きつつ、オトナのパンクを聴かせてくれた。もうすでに音楽のジャンルを越え、人間のパワーが凄いので、見ているだけで圧倒されてしまう。歴戦の兵らしく、余裕すら感じつつ、一瞬にして会場を自分たちの空気にしてしまう。さすがに体力的にたて続けに曲はできないらしいが、その間のしゃべりが面白い。そのギャップも魅力。ライブを聴きに来るというよりは、ライブそのものを楽しみに来る感じだろう。驚きもあり笑いもあり、素晴らしいエンタティンメントショウ。その後の打ち上げで最後まで残ったのは、田口トモロヲ氏。とても濃密な一日だった。
[文/撮影、安斉昌晃]


BAZRA


385


LASTORDERZ

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