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2011.2.12
"樹海&Rouse Garden presents 「ever green」"
Rouse Garden/樹海/ヒルノツキ/tokage

ここ数日急に寒くなり、今日も18時ごろには雨がまだ降り続いていた。にも関わらず、お客さんが集まり始め、開場とした途端、お客さんが次々と会場に入場していく(開場押して、すみませんでした)。まずはトップバッター、tokage。明るく元気に歌い上げるボーカルsakiの伸びやかな声とステージング、他のバンドを見に来たお客さんもどんどん引き込まれていくのが分かる。今日はサポートを従え、フルメンバーでの出演。是非アコースティックも見てみたい。そしてガラッと変わり、ヒルノツキ。アコースティックとエレキギターの2人組。曲もステージも彼らの性格そのまま(であろう)やわらかく、優しく、ほっとするような、笑顔になれる楽曲。そして3番目に登場したのは、樹海。以前出演したときは、個人名義のAimmyだったので、バンドスタイルは初。オフステージの物腰の柔らかい感じとは打って変わって、ステージに立ちマイクを握った瞬間、スイッチが入った瞬間から別人になった。オーラというのか、外に向かう力、お客さんを前にひるまない、そんなパワーが彼女のどこにあるのだろう。唯一のメンバーでもある、ギターがその声を更に彩る。絶妙なバランス、懐かしいようで、すごく計算されていて、音が詰まっている感じがしない。最近は個人活動が忙しく、バンド活動もままならないらしい。マイペースながら素晴らしい楽曲を持っている。是非、長く続けて欲しい。最後はRouse Garden。初出演から何度このステージを踏んだのだろう。徐々に力強くなっていく彼ら。メンバーも変わり、それでも前に進むことを決めた。今回はセルフプロデュースのCD発売記念のイヴェント。今の彼らのリアルが詰まっている。もちろんライヴは、より生だ。ステージに立って楽器を弾き、唄を歌うことでしか自分を表現できないかもしれない。だがそこには、彼らのゆるぎない自信と努力が見える。彼らが見ているその未来を、近い将来羽ばたくその瞬間を、見逃してはいけない。
[撮影/文、安斉昌晃]


tokage


ヒルノツキ


樹海


Rouse Garden

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