BACK
2011.2.24
"タイヘンですYOYOGI"
ザ・クレーター/The Emmanuelle Sunflower/ダイナマイト☆ナオキ/ザ・ビートシャワー

この日YOYOGIはとんでもない一夜となった。トップを飾ったThe Emmanuelle Sunflowerの演奏から、何か濃厚な夜の予感を感じたのもつかの間、それは瞬時に確信へと変わった。彼らの放つ唄、エネルギーが体中を駆け巡り、観ている者のエネルギーへと変化する。"新しい新曲"もとても聴き心地の良い、どこか懐かしささえあった。明日へと繋がる糧ともなった。大阪からはザ・ビートシャワーが殴り込みに。その勢いそのままにスピードあるステージングは、大阪というコッテリした風味が漂い、代々木という都市にとてつもないエッセンスを与えてくれた。彼らの歌は、時代や場所を選ばずに、いつだって"彼ららしさ"が光っている。その光は消えないし、絶えないだろう。そんな中に登場したのは、本日バンド体制での初出演を果たしたダイナマイト☆ナオキ。一言で表すならば「クレイジー」の一言である。お馴染みのベーシストであるカズヲに加え、サリー、瀬川 竜太郎といった強力なメンバーを揃えた彼、もとい彼等はこれからも次々と伝説を作っていくだろう。まだ観たことの無い方は、是非。そして猛スピードで駆け回った今夜を締めたのは、ザ・クレーターである。今夜の様々な出来事が頭を巡り、まるで映画のエンディングテーマを聴いているようであった。彼らはしきりに『愛している』と伝えていた。それは様々な音楽ジャンルがある中で、誰もが伝えたいし、伝え続けている事でもあった。その大事な事を忘れないように、ずっとずっと叫び続けてくれた。ありがとう。ライヴが終わっても、まだ何も終わってない、むしろ始まってもいないのではないかと、これから全てが始まるのではないかと、そんな高揚感を覚えた。ヘンタイ、いやタイヘンな夜を過ごせた。
[文/撮影 後藤瞬]


The Emmanuelle Sunflower


ザ・ビートシャワー


ダイナマイト☆ナオキ


ザ・クレーター

BACK