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2011.4.17
"フリーペーパー「写真と人」創刊5周年記念イベント"
中瀬至/裸眼/夏待ちレスター/へきれき/後藤鶏太

皆さん、ご存知ですか、「写真と人」。ライヴハウスやカフェ等で配布している、一個人が作っているフリーペーパー。これがすごくいい。基本は主にミュージシャンの方々にカメラを渡して、好きな写真をとってもらう、そしてカメラにまつわるあれこれな話。そんなお客さん目線で作ったフリーペーパーが創刊5年を迎えて、ココで久しぶりに企画を(一周年、二周年も行ってもらいました)。昨年はお休みして、今年は満を持して、区切りの5年目、5アーティストが出演。トップバッターは、このイヴェントの常連でもある、つるうちはなちゃんのはずだったのですが、体調不良で今回は出演できず、ピンチヒッターで、バックマーカーの後藤鶏太氏。自分のライヴも相当久しぶりとのことで、ギターの方と二人で会場を彩る。久しぶりに聞いた彼の声は、胸の奥まで沁み、懐かしい甘酸っぱい気持ちになれた。そしてゲストとして、コーチガリーより佐々木氏。凄くアットホームなステージだった。そして、こちらも相当久々、夏待ちレスター。日常を斜めに切り取った歌詞とキャッチーなメロディ、そして自虐的なMC。いいバンド。3番目は、中瀬至。バンドを休止して、最近一人で活動していたのは知っていた。でも人のイヴェントには出ない、という話を聞いていたので、これにはびっくり。主催者の熱が伝わったのだろう。ライヴハウスは久々と言う彼は相変わらず、素晴らしいメロディに透き通る声を会場に響かせてくれた。そして裸眼。ザ・カスタネッツボーカル牧野元氏の弾き語り。バンドとは違う魅力。この人のメロディは、いつ聞いてもどこか懐かしく、聞いていると自然と笑みがこぼれる。音楽ってすごいなー。そして最後は初登場、へきれき。ずっーと見たかったバンド。こちらの期待なんてものは、いとも簡単に裏切ってくれた。そんな生易しいバンドではなく、屈指のライヴバンド。頭の中でぐるぐる彼らのフレーズが回る。彼らは彼らでしか作れない音楽を作っている。また見たーい、絶対に誘う、近いうちに。5バンドと、いつもより多い長丁場。でもそれぞれのアーティストが、今日の企画者に対してのリスペクトがみえた、とても暖かいイヴェントだった。美鶴ちゃん、お疲れ様でした!
[撮影/文、安斎昌晃]


後藤鶏太


夏待ちレスター


中瀬至


裸眼


へきれき

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