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2012.7.8
"中根大輔 最新アルバム「足跡の先へ」発売記念3マンライブ"
中根大輔Band/市村順平/LABOON
opening act>中瀬至(ex.Lucky13)

7月のピックアップアーティストでもある、中根大輔が新しい音源を持って、久しぶりの企画。新しい仲間、そして昔からの友達を織り交ぜ、彼らしい暖かいイヴェントになった。まずはトップバッター中瀬至。彼が昔やっていたLucky13というバンドは、中根さんがやっていた蝉時雨とほぼ同期。しかも大学も一緒(校舎は違うけど)。約4年ぶりの再開、そして対バン。中瀬至の歌う唄は、どこまでも日常だ。彼らしい言葉をメロディに載せて歌う。相変わらず言葉使いとメロディが秀逸。ギターを弾いて歌うのは大変だということで、バンドの時よりもずいぶんMCも増え、より人柄がでたライヴだったし、そのほうがより彼の魅力が伝わると思う。いつでも愛されるキャラクターだ。そして初めて出演してもらう2組。まずは市村順平。3人編成のアコースティックスタイル。普段どんな感じでやっているか知らないが、40分という演奏時間で余すとこなく彼の人柄が伝わったステージだった。懐かしく暖かく、それでいて人懐っこい感じ、でもマイクに向かって歌っている姿はとても魅力的だった。そしてLABOON。こちらは打って変わってパーティ感満載のライヴ。一人欠席で5人での出演。ドラムがメインボーカル、管楽器も入り、目にも楽しいバンド。ファンクなナンバーにハッピーなステージング、みんなが笑顔になるライヴだった。そして満を持して登場した中根大輔Band。本当に久しぶりなライヴなだけあって、お客さんもメンバーも楽しそう。彼の歌う誰にでもある日常と感情を、素敵な声と笑顔で届けてくれる。決して色あせることない楽曲、誰もが口ずさめることのできるメロディ、ポピュラリティソングたち。時には激しく、聞かせるところはしっかり前を向き、決してブレることなく自分の信じたことに真っ直ぐに進んでいくその姿は、人を元気にさせてくれる。全ステージを見終わって笑顔で会場を後にするお客さんを見て、少しずつだがその輪が広がっている、間違いない![文/撮影:安斎昌晃]


中瀬至


市村順平


LABOON


中根大輔Band

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