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ピロカルピン

松木 智恵子(Vocal/Guitar)、岡田 慎二郎(Guitar)、佐藤 大明(Bass)、鈴木 雅人(Drums)
http://www.pirokalpin.jp/


  • プロフィールを教えてください。

  • 2003年にVo.松木がメンバー募集でGt.岡田と出会い、現在のピロカルピンの原型となる。その後幾度のメンバーチェンジを経て現在の編成に。都内のライブハウスを中心に定期的にライブを行い、某フェスをオマージュした「ピロッキンジャパンフェス」を開催するなど精力に活動。2007年渋谷ハートアタック、2008年MINAMI WHEELに出演する等、着実に活動を拡大中。これまでに発表した2枚の音源は自主制作盤ながら多方面で評価され、mf247などの配信サイトでは累計ダウンロード数が2万を超える等、早耳リスナーの支持を得て、2009年8月、ついに、1stミニアルバム『落雷』を全国リリース!!日本語の響きの美しさや力強さ、普遍的な良い曲の中にキラリと光るものがる、そういった音楽をやっています。

  • 結成エピソード、そしてずっと聞いてみたかったのですが、バンド名の由来があれば教えてください。

  • 結成のきっかけは、vo/gの松木が、バンドをやろうと思い立ち、メンボサイトでメンバーを募集したことです。会ったこともない4人で一斉に下北のマックに集まり「さあ、やりましょう!」と結成しました(笑)。Gt岡田さんは、その2ヶ月後ぐらいにギターが脱退したため加入したのですが、会社帰りのスーツが「ポップ!ブリティッシュ!」ということで、加入が決定しました(笑) そんな感じで始まったバンドなので、やりたいこともばらばらでしたが、途中メンバーチェンジを何度も経ながら、いろいろなことを学び、音楽性を磨いいて、方向性が定まってきました。
    バンド名の由来は、薬品のピロカルピンという成分からです。 バンド名を決めようと打ち合わせをしている時にたまたま目に入った言葉を使いました。 当初は、言葉の意味よりも、響きがよいので軽い気持ちで決めたのですが、評判が予想以上に良かったので、そのままとなりました。 ピロカルピンという成分は、すごくよく効く薬なのですが、劇薬でもあるそうなので、ピロカルピンの音楽も、聴く人にとって、時には癒し、時には起爆剤となるような存在になりたいです。


  • このバンドの聴き所は?

  • まずはピロカルピンの世界感を感じてほしいです!ライブハウスにいることを忘れてしまうような、幻想の森を感じていただきたいと思ってやっています。 もっと音楽的なことでは、歌はキャッチーで聴きやすいものを目指していますが、ギターやベース、ドラムに耳を傾けた時にもそれぞれ聴き所があて、それがまざってさらに聴き所になっていると思います。奇をてらうのではなく、普遍的な良さの中に、キラリと光るものがある、そういった音楽を目指しています!

  • 最近買ったレコード、見たライブでよかったものを教えてください。あと影響を受けた、アーティスト、ミュージシャン、映画、なんかを教えてください。

  • 最近は、People In The Box を良く聴いていて、ライブもすごくかっこよかったです。CDとライブでは、印象が全然違うのですが、そのバランスがすごくいいと思いました。ピロカルピンも、ライブは、幻想的でありながらも、生での激しさや勢いは届けたいと思っています。
    日本のギターロックやUKロックなどが好きなのでかなり影響をうけていると思います。基本的に歌メロがしっかりしつつも、演奏も主張している音楽が好きです。 ここ1年くらいは、ニューウェイブな匂いのするもの、例えばEditorsとか、We are Scientistsにはまりました。あとは、ドリーミーな匂いのするMEWや、MAE、YES、などからも影響を受けています。その中でも最も好きなバンドは、なんといってもイギリスのManic Street Preachersで、ピロカルピンもその精神を受け継いでいると思います。 ボーカリストとしては、元stone rosesのイアン・ブラウンや、Queenのフレディ・マーキュリーを尊敬してやみません。
    音楽以外では、子供の頃に見たもの、読んだものの影響が大きいと感じています。ドリーミーな要素は、子供の頃ブロードウェイミュージカルの日本版をよく見ていたことから影響されている気がします。 また、宮崎アニメからの影響もあると思います。最近驚いたのは、ピロカルピンの人魚という曲のテーマが、崖の上のポニョと非常に似ていたことです(笑)。 人魚の方が昔からある曲なので、パクリではないです(笑)。


  • もしミュージシャンじゃなかったら?

  • 子供の頃は、小説家か、社長になりたいと思っていました。自分を生かして、バリバリ働く!ということが目標でした。

  • 音楽以外で最近気になることは?

  • 脳についてすごく気になっていて、本を見つけると買ってしまいます。 人間の感情、物事に対する反応、行動、創作、イマジネーション等、すべて脳から生み出されてくるものだと思うので、脳をいかに活性化させるか、いかにうまく使いこなすかということに興味があって、自分にとってぴったりの方法を模索中です。

  • バンド内で流行っていることは?

  • まじめに練習するバンドで、一緒にお酒を飲んだりということもあまりないので、共通の流行はないですね。仲が悪いわけじゃないですけど(笑)

  • 今までに何度かメンバーチェンジやサポートでの活動を経験しているということですが, ポテンシャルを保つ秘訣、長く続けられた理由は何でしょう?

  • 私たちは表現したいもののイメージが先にあったので、それを表現するために妥協をしないと決めました。バンドのメンバーから自然発生的にピロカルピンの音楽が生まれるのではなく、ピロカルピンの音楽のイメージに向かってメンバーが音を出すというかんじです。そのためには、時にはメンバーチェンジを強いられることもありましたが、結果生まれてきた音楽を、多くの人が気に入ってくれることでモチベーションを保つことができました。 このようなやり方なので、練習なども和気あいあいという感じではないのですが、聴いてくれた人が喜んでくれる姿を想像するとつらいことがあってもがんばろう!という気持ちになります。

  • 将来の野望を教えてください。

  • ピロカルピンの音楽をもっと沢山の人に好きになってもらい、数万人規模でピロッキンジャパンフェスをやることです!

  • では最後に一言。

  • 8月にファーストミニアルバム「落雷」が発売しました!ぜひ、多くの人に聴いてもらいたいです! 「ピロッキンジャパンフェス」は、アルバムを聴いた方もまだ聴いていない方も楽しめるイベントになっていますので、ぜひ遊びにきて下さい!


9/5(土)
" ピロッキンジャパンフェス 2009 vol.4 〜「落雷」レコ発ツアーファイナル〜 "
ピロカルピン/ポッグカウチナゲット/scarf
open18:00/start18:30 ADV. ¥2000/DOOR ¥2500
チケットぴあ・ローソンチケット・イープラス発売中! Pコード(332-130)・Lコード(76954)

ピロッキンジャパンフェスとは、ピロカルピンが、ひたちなかで毎年行われている、某夏フェスへのオマージュとして、2006年から始めた自主企画イベントです。有名無名を問わず、ピロカルピンがいいと思ったバンドを呼んで開催しています。今回は、ピロカルピンのファーストミニアルバム「落雷」の全国発売を記念して、レコ発イベントとしてのピロッキンジャパンフェスを開催することになりました。フェスということでわりと多いバンド数で行われて来ましたが、今回は初の3マンでお送りします!今回も、素晴らしいバンドさんが出演をオーケーしてくださいました。ピロカルピンは、1時間ライブをしますので、昔懐かしい曲から、アルバムに入っていない最新の曲までたくさん披露したいと思います。きっと楽しんで頂けると思いますので、たくさんの方たちの参加をお待ちしています!

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