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Live Report ライブレポート 2000

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2000.5.22
"PRIVATE PRIVATES #2"
THE PRIVATES/MILK CROWN


THE PRIVATES

MILK CROWN
THE PRIVATES主催のイヴェントの最初のステージはMILK CROWN。いわゆるグランジの大爆音のロックの中に乾いたギター・サウンド、そしてヴォーカルの大須賀さんの心の中のトゲトゲを絞り出すような歌声が噛み付いてくる、最高に迫力のあるバンド。まるでカート・コバーンみたいだ。「朦朧」のどこに行くのかわからない、ある種の恐さみたいなものを感じさせてくれる音が私は大好きなので速攻はまってしまった。「病んだ魂」で最後を締めて彼らはあっという間に舞台を去ったのだけど、MILK CROWNの気配が舞台の転換の最中もずっと消えなかった。なんだかひと癖あるバンドだな、彼らは。そして舞台に現われたのはTHE PRIVATES。「SUNSET DRIVE」で「転がる石にコケは付かない」っていう歌詞があって、なんだかハッとさせられたのだけど、本当にロックが大好きなんだろうなぁ。ノブちゃんは始終ニコニコしていて、MCでも「ロックはいいよね」って言っていたし。「Let's Go Crazy」あたりからバンドのテンションがどんどん上がってきて会場のみんなも縦ノリでそれに応える。今回はライヴの様子を撮影していたので、メンバーのテンションも一様に高くてTHE PRIVATESのエネルギーの強さを再発見させられた気がした。彼らはロックの楽しさを体全体で表わして、楽しい空気を会場全体に振りまく天才だと思う。しかもロックっていうのが取っ付きにくいものではなくて、すごく身近で親しみやすいものだと私に気付かせてくれた。これから夏にかけて彼らのイヴェントは目白押し、久々のアルバム・リリースということで、転がり続けるロックなTHE PRIVATESに期待は高まります。
(撮影/鈴木恵、文/寺岡春香) 
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