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Live Report ライブレポート 2000

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2000.11.11
"Travel Air4000-006 ~1st Anniversary~"
Gash/ハックルベリーフィン
DJ>中村義響(crystal crescent)/ハタユウスケ(cruyff in the bedroom)


Gash

ハックルベリーフィン
Gashと中村義響が主催し、そのGashとゲスト・バンドが交代で2ステージを務めるという斬新なライブ構成とDJ、さまざまな催しを融合した複合型オールナイト・イヴェントが、このトラベルエア。「枠組みだけは、僕らが準備します。あとは、自由に!!」という精神のもと、飛び続けてきたこのイベントは、今夜、記念すべき1周年を迎えた。義響氏の絶妙なるDJで会場が華やぎ始めた頃、今回のゲスト・バンド、ハックルベリーフィンが登場。ここQueで今月3日に待望のワンマンを終えたばかりのまさに旬な彼ら。「オールナイトは初めて」と笑顔で語る。飾らない眩いメロディと、‘男の子’特有の感情の波を紡いだ歌詞は、思わず心と口許をほころばせ、身体を揺らす。続いてゲストDJ、cruyff in the bedroomのハタユウスケによるDJタイム。耳と身体を刺激する選曲に、自然と踊らされる。そして、Gash登場。いつにも増した鋭く深く熱い演奏に、このイヴェントに向けられた彼らの情熱を強く感じたと同時に、現在のバンドとしての勢いをまざまざと見せつけられた気がした。ここで再び、ユウスケ氏によるDJタイムに突入。このイベントを彩る重要な要素のひとつ、GashFRAMEWERKSによる自作アニメーションと映像、GashのPVなどもスクリーンを流れ、踊りながらもその素晴らしさから目が離せない。「2ステージ目はこの間のワンマンでやらなかった曲をやります!」と先程MCで明言していたハックルベリーフィンの後半戦。2ステージあるからこそ聴くことのできた、「B面特集(笑)」な曲達は、前半戦とは趣の異なった親密でノスタルジックな雰囲気で会場を満たし、彼らのまた違った表情を垣間見させてくれ、ラストのカバー曲「パレード」は、清々しく晴れやかに後半戦を締め括った。Gash後半戦は、お約束のカヴァー曲でスタート。CLASHの「I Fought The Low」にヤラレタ!と思ったのも束の間、容赦なく攻めてくる選曲に、渦のような熱狂が生まれ、拡がる。その渦にまみれて無我夢中になっていると、あっという間に、後半戦は終了し、楽しかった!の一言に尽きる快い感情だけが残った。そして、Gashメンバー自らがポラロイドカメラを片手に、訪れた人達を撮って回る、恒例の記念撮影。それぞれが思い思いのメッセージを書き込んだその写真は会場の壁を次々と飾っていき、疲れも気に止めない殆どの人達は、DJの流す洪水のような音楽に自由に賑やかに踊り続けた。夜明けまで……。
(撮影/長島歩美、文/松田聖子)
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