CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2001

« Back


2001.7.7
"ハックルベリーフィン presents 草加印 其の六"
ハックルベリーフィン/ママスタジヲ


ハックルベリーフィン

ママスタジヲ
7月7日、七夕に行なわれた「草加印~其の六」。どうせなら「其の七」であって欲しかった.....とも思ったが、それ以上に「まだ6回しか行なわれていなかったのか。」と少し驚いた。記念すべき第1回目は確か2000年の3月、最近では「天体観測」が大ヒット中のバンドとの2マンだった。あれからようやく6回目、しかしその1回1回は非常に内容の濃いすばらしいイベントであったことは確か。毎回恒例の草加せんべいのプレゼントもうれしい。こういう所からもハックルベリーフィンの人間性が表れてるような気がしてくる。 今回のお相手は東京でもすでに十分な人気を得ている京都バンド、ママスタジヲ。このバンドも本当に「京都くさい」バンドだなぁと思った。とてつもなく豪快でやたら爽快で、MCからパフォーマンスから何かと目が離せないステージングに圧倒。客を引き付けるのが非常にうまい。ピコピコ音が苦手な人でもこのママスタジヲなら聴けるであろう、とにかく楽しい。1人1人物凄く個性が強いのに決してバラついてないところもさすがだなと思わせる。お馴染みカバー大会では「青春ボディーブロー」を。「え!?どーなっちゃうの???」と思わせるような♪ボディ~に会場大ウケ。2マンということでかなりたっぷりの演奏だったが一瞬たりとも飽きさせないママスタの力に今後の活動がまた楽しみにさせられる。そしてハックルベリーフィン。ワンマン後初ライブということもあって緊張してたそうだが、曲が始まるとまったくそういのを感じさせない演奏力はさすがとしか言い様がない。ハックルのライブはいつ見てもいい。こんなに安心して聴けるライブバンドも少ない。そしてこんなに幸せな気持ちにさせてくれるバンドもそうそういない。ハックルならではの魅力がこの草加印ではよく引き立ってる。お馴染みの曲「25」何回聴いてもかっこいい、そして色っぽい.....つい聴き入ってしまう。ハックル側のカバーは「ベイビーワッツ」。ボーカルギターの佐久間も言っていたがストレートなアレンジでママスタのとはまた違った色で素晴らしかった。本編も終わりアンコールには「MOUNTAIN」これが聴きたかった。胸がいっぱいで泣きそうだった。周りの女の子も幸せそうな顔してステージを見つめてる、それを見てまた更に胸がいっぱいになる。何とも壮大で、とにかく純粋で、とてもキラキラした七夕の夜が幕を閉じた。直球勝負のハックルベリーフィンに対し、巧みに変化球を操るママスタジヲの2マン、両バンドにとっても客側にとっても非常に刺激的なライブであった。ハックルベリーフィンはとどまる事を知らない。高い山にどんどん昇って行く姿をいつまでも見届けていたいなと思う。
(撮影/うらん、文/中村真弓)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.