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Live Report ライブレポート 2001

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2001.10.3
"THE 7 WONDERS OF Que~CLUB Que 7th Anniversary~"
COIL vs noodles


noodles

COIL
会場内に足を踏み入れたとき、いつものQueとはどこか雰囲気が違うような感覚を覚えたのは、気のせいではなかったと思う。ただ、どの辺りが、と訊かれても説明することはできないのだが…。本当に何となく、なのだ。もしかしたら、この日の出演バンドが持つ世界観みたいなものが溶け出していたのかもしれない。そのバンドとは、noodlesとCOILである。まずは、noodles。気怠げで物憂げで、何処となく妖しい魅力を醸し出している4人。特に、ヴォーカルのYOKOが発する尋常でない色気には思わず、同性ながら惹かれずにはいられない。「スローコースター」から始まり、「lite pop」で幕を閉じた彼女たちのライヴは、夢と現実の境界線での出来事のように、不可思議な心地好い余韻を残して終了したのだった。続いてCOILがステージ上へ。岡本と佐藤が、ライヴの前半と後半でメイン・ヴォーカルと楽器を交換するというスタイルが、個人的には非常に新鮮な印象を覚えた。微妙な間合いも面白かった。そういえば、「今日は気分が良い」としきりに岡本が口にしていたが、その雰囲気は観客側にも良く伝わっていたのではないかと思う。何故なら、観ている方もとても爽快な空気を感じていたからだ。それはきっと、各バンドの纏っている気が見せたマジックだったのかもしれない。その場にいるだけでほろ酔い気分になれた。そしてライヴを観て、その余りにも上等な演奏に本格的に酔ってしまったのだった。
(撮影/九折ひろみ、文/TOMO)
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