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Live Report ライブレポート 2002

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2002.7.25
"RETURN TO NATURAL 2002 夏の陣"
TIMESLIP-RENDEZVOUS vs AUTO PILOT
opening guest>salt water taffy


AUTO PILOT

TIMESLIP-RENDEZVOUS

salt water taffy
連日のうだるような暑さに一筋の清涼感を与えてくれるような音が満ちた夜。恥ずかしながら3バンドとも初見だったのだが、どれも熱の中にも心地よい爽快感があってふと心が軽くなったような気がした。最初に登場したsalt water taffyはコケティッシュで透明感に満ちたボーカルと、骨太ながらも疾走感溢れるサウンドが絶妙に相まって独特のドライヴ感を生み出していた。AUTO PILOTは打ち込みを多用したデジタルなビートと歪ませたギターの扇情的な音が響き合って音の洪水を発生させていたが、その切なく叙情的なメロディのおかげで何とも言えない浮遊感を感じさせられた。クールなロックンロールという印象。お次はミ・ラグロという新プロジェクトをスタートさせるなど精力的な活動を見せるTIMESLIP-RENDEZVOUS。ポップとロック、そしてハイトーンボイスが融合した楽曲の持つ、決して枠にくくることの出来ない不思議な空気感にあっという間にひきつけられる。中盤ではジョージ・ハリスンのトリビュートアルバムから「IF I NEED SOMEONE」を披露、正統派ロックを突きつけてくる。リリースされたばかりの「マグノリア」は異国情緒溢れる仕上がりで、彼らの持つ引き出しの多さを垣間見たような気がした。
(撮影/松田弥生、文/松永恵理子)
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