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Live Report ライブレポート 2003

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2003.9.26
"CLUB Que 9th Anniversary ~COLORS OF LIFE~"
LOST IN TIME/ハンサム兄弟


LOST IN TIME

ハンサム兄弟
直球ながらも個性的な2バンドによるガチンコ対決が幕を開けた。本人達が相思相愛と語るだけあって、観客席にも一体感が広がり、みんなの顔がほころんでいる。まずはハンサム兄弟。雄叫びを上げ客席から豪快に登場するvo.ハンジ氏。インパクトと呼ぶにはあまりにも大きすぎる! そんな中今度は重量級のサウンドが襲い掛かる。これは強力。私達も一体となり、音に身を任せ、心も体もヒートアップ。そんな熱気の中、後半の「僕は戦闘機」では、子供特有の無邪気さ故の残酷さをマイク抜きでストレートに唄い上げ私達の胸に突き刺さる。三十代の男がこんなに純情でいいのだろうか? ふと心の穴に風が吹いた。まだまだ青春、そして踊らせて聴かせてくれる最高のエンターテイナーだった。迎え撃つのは成長著しいLOST IN TIME。初の1時間ライヴとは思えない程、3人は堂々たる存在感を放っていた。彼等の唄は早速私の懐へと潜り込む。昨日発売の「ココロノウタ」を「ずっと唄い続ける」と語るvo.&b.海北氏の瞳は、まっすぐ未来を見つめているようであった。普遍的な彼等の世界は自分自身の存在価値を見い出しその中に引き込まれてしまう。今日を「すごく楽しみにしていた」と照れくさそうに語る彼等は唄への喜びに満ちているようだった。その圧巻のラストを飾った「手紙」の一節“幸せであれ”を噛み締めながら帰路につく。今夜私達は彼等に勇気を貰った。格好悪くたってまっすぐ生きていこう。秋風の中心が温まる夜だった。
(撮影/鈴木恵、文/だるまっち)
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