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Live Report ライブレポート 2003

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2003.10.24
"熱視線 ~椿屋四重奏 処女作発売記念~"
椿屋四重奏/パウンチホイール/ザ・ガールハント/ザ・ストライカーズ


パウンチホイール

ザ・ガールハント

ザ・ストライカーズ

椿屋四重奏
現在、破竹の勢いで前進し続ける和心バンド、椿屋四重奏の処女作発売記念「熱視線」の発売記念ライヴが行われた。まずは、会場を温めるべく主役椿屋の3人衆が安全地帯「熱視線」にのって登場。Vo.&g.の中田氏を筆頭にした絶妙な前説を受け現れたのは世田谷の吟遊詩人こと、パウンチホイール。Vo.&g.青木氏の弾き語りで静隠ながらも切に風景を見せつけながら、幕を開ける。まっすぐな彼等の唄は生への力に満ち溢れており、いつしか会場にいる我々は温かさと優しさに包み込まれていた。続くはザ・ガールハント。ツインヴォーカルを武器とする彼等の唄は切なくてポップで甘酸っぱい。正に女の子の心を捕らえた楽曲を放つ。勿論、面白MCは今夜も絶好調で会場を沸せた。熱気を増した会場はザ・ストライカーズを迎える。一曲目「雲雀」から勢いで飛ばしまくる。その演奏もすっかり大物感がある。男気溢れるロック。心地よいビートに自然と体が波打つ。いよいよ本日の主役、椿屋四重奏の演舞である。一曲目の「群青」から作り上げた波が、彼等の緊張感も飲み込んでいつしか大きな風になった。彼等の古風な世界観には、日本という国の文明と幸福を感じてならない。満員の会場から送られたアンコールに、「道づれ」「かたはらに」と言う代表曲で応える。指先から全身が震え上がり、身体の火照りを覚える。やられてしまった。椿屋の持っている世界観にすっかり飲み込まれてしまった。色彩豊かな演者達に終始「熱視線」を送らずにはいられなかった。完全に彼等に飲み込まれてしまったが、不思議と心地よい夜だった。
(撮影/岩井瑞香、文/だるまっち)
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