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Live Report ライブレポート 2003

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2003.11.28
THE PRIVATES




「20年前って、何歳だっけ?」改めて考えてみると、その長さに相当な重みを感じてしまう。結成20周年と11/12に発売されたアルバム「SPIKE DRIVER LIVE」2枚の看板を引っさげての全国ツアー。東京1発目のワンマンはどんなライヴを見せてくれるのか? 黒いベストに水玉のネクタイといういでたちで延原氏が登場。最初こそ、やや静かな印象だったオーディエンスも「下北沢Queでロックンロールするぜ!YEAH!」のMCでテンションが一段アップする。そんなテンションの中披露された新曲は、初めて聴くのに思わず踊りたくなるアッパーな曲から聴かせるバラードまで多種多彩。ロンドンでレコーディングしたという次のアルバムが待ちきれなくなるような曲揃いだった。新曲の後は爆笑MCで会場のテンションはさらに1段アップ。後半戦は「OH MY MIND」「CAT FISH」など、お馴染のナンバーオンパレードで、さらに、さらに熱気は上昇。いったい、どこまでいっちゃうんだ今日のライヴは?と思ってしまうくらい熱い空気が流れていた。その熱さは本編が終わっても当然途切れることはなく、2回のアンコール。アンコール2曲目ではTHE NEATBEATSからMR.PANが参戦し、ステージ、会場一体となって最高に楽しい空間を作り上げていた。観れば観るほど、どんどんかっこよく見えてきて、その世界に引き込まれてしまうTHE PRIVATESのライヴ。ふと見ると、隣に立っていた男性がステージに吸い寄せられるように1歩、また1歩と前に進んでいっていた。20年間、観るものを引きつけ続けている彼らの魅力を改めて実感したシーンだった。
(撮影/鈴木恵、文/輪千希美)
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