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Live Report ライブレポート 2003

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2003.12.27
"RESORT SOUNDS 2003"
高橋徹也/小林建樹
opening act>epoch


高橋徹也

小林建樹

epoch
会場内は超満員なのに、熱気溢れる…というよりはなんだか、ゆったり、まったりムード。イヴェント名の"RESORT SOUND 2003"の「リゾート」はミーハーな観光地ではなくて、人気の少ない海岸でのんびりと…、というイメージなのだろうか。そんなゆる~い空気が流れる中、上田禎率いるepochが登場。1曲目からアメリカンな香りいっぱいのメロディを場内に浸透させる。「英語で歌っているのはワケがあるんです。外タレになりたいの!」なんて冗談交じりのMCがあったが、歌詞が英語というだけでなく、本当に日本にいることを忘れてしまうような空気感を作りだしていた。ステージセンターに置かれたピアノの前にスッと座り、なんの前触れもなく自然に歌いだしたのは2番手の小林建樹。切れ目無く3曲連続で歌い続け、1人で演っているとは思えない存在感を発揮していた。時に激しく、時に優しく鍵盤を鳴らしながら、その独特な歌声で観客の耳と心を満たしていく。いつまでもそこにとどまっていたい、と思うような心地よさを感じさせてくれた。その雰囲気を引き継いで、ムーディにスタートした高橋徹也。「快適さ」というものを音で表現するとこうなるのかも…、と思うようなライヴだった。優しい照明の光、包み込むような優しい声、優しく響くウッドベース…。この日会場にいた人達は、リゾートでくつろいだ後のような、優しい気持ちでいっぱいになって会場を後にしたに違いない。
(撮影/塩谷英理子、文/輪千希美)
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