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Live Report ライブレポート 2004

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2004.2.11
"POKKA POKKA"
COUCH/アナログフィッシュ/ハックルベリーフィン


アナログフィッシュ

COUCH

ハックルベリーフィン
今夜は“POKKA POKKA”と言う名のスリーピースバンド競演祭。会場に流れるゆるやかな空気の中、まずは三者三様の魅力を放つアナログフィッシュが見参。異なる世界観を持つツインヴォ-カルは妙に溶け合い、何とも不思議な魅力を浴びせる。一気に5曲を唄い上げた底なしの唄力はただひらすら圧巻。“Hello”の歌詞と共に回るベースが心地いい。男臭い哀愁と飛び散る汗がやたら果敢でまぶしかった。そんなアナログフィッシュとは好対照に、爽やかな風を吹き込んだのは続くCOUCH。落ち着きある唄声とサウンドはまるでこの場所が草原かと思わせる。ひたすらノスタルジックに浸ってしまう。ラストの“Say Good by”では、音と共に会場が一体になり手拍子が起こる。この浮遊感と客席の笑顔、新曲のお披露目もありとても充実した時を過ごせた。聞きごたえ満点の本日最後のバンドは、彼等にとっても今年初のライヴとなるハックルベリーフィン。“いい声”とはひとつの武器(楽器)である事を再確認できるバンドだ。ギタートラブルが起こりつつも“フタバ”の中で音が一粒ずつ着実に歩いていく。彼等のもう一つの武器であるほんわかMCは、牛丼最後の日を大いに印象付けた。アンコールの“夜行列車”から見える景色は優しさと懐かしさで胸が一杯になる。まだまだこの場所に残っていたい、ポカポカと心の温まる夜だった。もちろん帰り道では牛丼屋を覗いてしまった。
(撮影/鈴木恵、文/だるまっち)
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