CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2004

« Back


2004.12.20
"THE JERRY LEE PHANTOM REVIVAL Tour 2004"
THE JERRY LEE PHANTOM



2日間連続ワンマンは初だという、THE JERRY LEE PHANTOM 。『the REVIVAL』発売記念ツアーがこの日ファイナルを迎えた。昨夜も行われていたに関わらず、今日もTシャツ姿のやる気に満ちたオーディエンスで溢れている。メンバーが高々と掲げたタオルは、気合の入った始まりの合図だ。赤いライトに照らされてスローナンバー『robber』から助走のようなスタート。どんどん加速する彼らは新曲を次々と披露し、新しくも普遍的なジェリーリーを魅せつける。Vo.&G.ヒサシ氏が「新曲を立て続けにやったから、手が震えた」なんて言ってたけど、そんなの微塵も感じさせない圧巻のステージングなのだ。途中、彼らが敬愛しているというThe Clashのカバー『BANK ROBBER』が演奏された。自分達の『THE CLASH』の後に披露したこの曲に、ジョ-ストラマー命日へ向けたジェリーリーなりの愛や原点を滲ませる。昨日も披露されたという新曲は、ロックに乗ったキャッチーなメロとストレートな詞が印象的で、私もつい口ずさんでしまった。初めて聞いたのに、口ずさめるって、すごい事ですよ。そんなこんなで、気付けば14曲をノンストップで演奏していた彼らの体力に驚愕。普通いないでしょ? 14曲も繋げちゃうバンド(笑)。「今年最後のパーティだ!」というヒサシ氏の言葉を得て、ドラムソロが激しく響く『NO FUN TUESDAY』から後半戦がスタート! 会場はダンスチューンにモッシュが起こり、スローナンバーには静かに体が揺れ、次回アルバムタイトル曲『EVERYBODY SAYIT'S ALL RIGHT』では客席でも口ずさまずにはいられないほど気分が高揚! 様々な側面を持つジェリーリーの世界に魅せられる。熱さとクールさのバランスが絶妙で、楽しくて仕方ない!! 「俺たちに後悔なんて一度も無かった!」という言葉と共に演奏された『Freedom』は、まさしく青春の初期衝動のような勢いを感じた。今、私たちは幸せな自由があるんだから、これを使わなきゃ損でしょ。楽しい事は楽しいと直球メッセージを叫ぶ彼ら。一人一人が独創的なラインで奏でる音も空間も、至福の一言。アンコール後も鳴り止まない拍手や汗だくでとびっきりの笑顔をかわす客席を見てたら、それは一目瞭然なのだ。これからももっともっと踊らせてくれ! JLP!! ロックに突っ走ろうぜっ!!
(撮影/鈴木恵、文/だるまっち)
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.