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Live Report ライブレポート 2005

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2005.2.14
"COIL live 2005「如月チョコレート革命」"
COIL



満員御礼の今夜は、待ちに待ったのCOILワンマンなり。首を長くし彼等の登場を待つ客席の期待を一身に背負い、SEと同じベルベットアンダーグラウンドのカバー曲で、COILは帰って来た。サポートメンバーを引き連れて、「クルクルフェチ」「天才ヴァガボンド」と代表曲を叩き出し、華々しく印象付ける。高揚する客席からは、バラと声援が投げ込まれ、ぐっとステージとの距離感は縮まっていく。ツインボーカルのCOILは、ボーカルチェンジ時に楽器ごと交換してしまう器用さが不思議だったりする。MCの度に、Vo。&G.とB.が、岡本氏と佐藤氏の間を行ったり来たりしてしまうのだ。中盤の新曲コーナーでは、アコースティックに大人の香りを染込ませ、しっとりと空間が流れた。中でも“見守っているよ、いつだって”と唄われる「あのひと」に、私の耳は釘付けだった。宅録の枠を超えた音作りセンスはCOILの魅力だが、改めてリアルな感情の篭もったストレートな唄がCOILの重要素なのだと痛感した。岡本氏が歌詞を間違えたハプニングも、愛嬌で許しちゃうぞ(笑)。後半はビートの効いたアップテンポナンバー達に会場が揺れた。「仮免マン」で会場のボルテージは一気に上昇し、本編ラストのロックナンバー「カウンセリング&メンテナンス」まで、あっという間に駆け抜けた。一度目のアンコール後も鳴り止まない拍手に応え、客席からのリクエストで「裸のランチ」が演奏された。最後まで笑顔に溢れ、客席との距離感の無い親しみやすいステージだったが、それと一線を画した彼等のクオリティの高さには、目を見張るばかり。バレンタインの夜なのに、彼等から素敵な贈り物を貰ってしまった。私達の気持ちも、彼等に届いてるのかな?
(文/だるまっち、撮影/代田容子)
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