2005.6.19
「ありがと」。 曲が終わるごとに、YOKOがフロアに投げかけるその言葉は、いつもよりもほんのちょっと緊張しているメンバーと、満員のフロアの間に柔らかな空間をつくり出す。これまで何度か行なったワンマンの中でも最高動員ではないかというくらい、ギュウギュウにつまったフロアは先頃発売されたアルバム『IVY』の効果も手伝って、始まる前からかなりの熱気であふれていた。USツアーも終え、満を持してのレコ発最終日ワンマンとなったこの日はニュー・アルバム、『IVY』からの全8曲に加え、新曲を1曲、そして「she,her 」「サマーコーヒー 」など、4人時代の楽曲など全18曲を披露。3人編成という形が不自然なく馴染んできているのは、彼女たちの中でもようやく「この形で行く」という決意の現れなのかも知れない。しなやかなギターサウンドも、流れるようなベースラインも、しっかりとつぼを押さえたドラムのリズムも、3人だからこそ出せるnoodlesの形を提示しているようで、頼もしくさえあった。印象として、低体温のように見えていたnoodlesも、内にはしっかりと情熱を溜め込んでいると感じたワンマンライブであった。"ivy tour" noodles (撮影/相川健一、文/足立知美) ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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