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Live Report ライブレポート 2005

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2005.7.22
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2005 ~VERSUS SERIES~"
DUSK vs GRiP


GRiP

DUSK
かつてGRiPのVo.権田タケシはDUSKでギターを弾いていたことがあった。加えてライヴ当日発売だったSplit.CDも一緒に作ったりしてるのだから、この対バンなかなかの因縁ぶりではないか? 先陣を切るのはGRiP。ルックス甘めなのに音はどっしり重い。3ピースの良さ全開のシンプルでわかりやすく、かつ熱いライヴを展開する。後半はマイク2本手に持って熱唱したり“Come on,Everybody”のカヴァーもありで、がっちり盛り上げてトップバッターの責任を果たしてくれた。転換も終わり、SEにかぶせるようにギターのフレーズが鳴るとじわじわとDUSKのカラーが流れ出す。ネクタイ姿(GRiP初期を意識!?)のジョウミチヲが現れると、そこからは一気にDUSK WORLD。自分たちの世界はそのままに、曲ごとに違う空気を醸し出すメリハリの利いたライヴを見せる。こんな器用なことができるのはメンバーひとりひとりが芸達者なDUSKならではだ。中盤に演った“Untoched Sky”はそんなDUSKの真骨頂ともいえる曲。観るものをグッとステージに引き寄せた瞬間だった。本編最後は「一番最初に、権田くんが手伝ってくれているころに作った曲」という“A Couch”。因縁の…いや、関係の深さを感じさせるいいラストだった。アンコールでは両バンドの全員がステージに上がってSplit CDの最後に入っている曲(なんの曲かはCDを聴いて欲しい)をセッション。気の合う仲間が集まって好きな曲を好きなように歌っている、そんな楽しい光がステージからあふれ出していた。
[撮影/岩井瑞香、文/輪千希美]
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