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Live Report ライブレポート 2005

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2005.7.24
"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2005 ~VERSUS SERIES~"
ザ・カスタネッツ vs SKIP COWS


SKIP COWS

ザ・カスタネッツ
満員の会場はいつもより笑顔率が高いように見える。両バンドとも真剣に音楽と向き合っているバンドなのに、どう考えてもライヴ中3回以上は爆笑できることが予測される対決なのだから。某深夜番組のイントロが流れるとお客さんも「心得てます」とばかりに手拍子を始める。そうくれば出てくるのはSKIP COWSだ。相変わらずのテンションでイマヤスが登場。それだけで笑いたくなってしまうのだから、素晴らしいキャラの持ち主だ。お笑い芸人顔負けの笑えるMCとは裏腹に、歌うは切ないオトコごころ。このギャップがツボだったり。後半には恒例のスキンシップタイムも。「ヨ~シヨシヨシヨシッ」の声をまき散らしながらお客さんの頭をなで、フロア中を練り歩くイマヤス。カスタネッツファンとかSKIP COWSファンとか関係なく爆笑の渦に巻き込んでしまう。そんなあけっ広げなところがこのバンドの魅力 。イマヤス旋風が吹き荒れた後、いつも通り程よく力の抜けた感じで始まったザ・カスタネッツ。「なんか自分がスカしてるような気がする(笑)」なんて言っていたけれど、こちらも相当のMC使い。「思わず」といった感じで素直に笑える話題を振りまいてくれる。でも、笑わせてばかりいるわけではない。曲に入ると一転、熱っぽい空気を発散する。余計な力は入っていないけれど気持ちは入っている歌。これがあるからこそ、MCも弾けるような笑顔も倍の魅力を持って見えてくるのだろう。SKIP COWSとザ・カスタネッツ。曲とMCのギャップで魅せる対決に、たくさん笑ってハッピーな気持ちになった夜だった。
[撮影/相川健一、文/輪千希美]
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