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Live Report ライブレポート 2006

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2006.4.23
"曽我部恵一BAND in 春ツアー3000 FINAL"
曽我部恵一BAND




夢のような4時間だった。「(初日・中日と違い)最終日の今日はQueの夜間営業が無いから、時間無制限一本勝負!」という曽我部の言葉通り、4時間の長丁場となった曽我部恵一BANDのツアーファイナル3Days最終日。長いツアーを終え、ホームタウン=下北沢に帰ってきた曽我部の「ただいまー!」という声が響き渡り、超満員のフロアが満面の笑みでそれを迎える。最初からギア全開、矢継ぎ早に繰り出される曲、曲、曲!!!ライヴ中盤でkey.に横山氏、Saxに加藤氏を迎えたコーナーでは、新作に収録される予定の新曲も含め、スウィートでメロウな雰囲気漂う曲が、濃密な空間をつくりだす。それから本編ラストの「stars」まで、ライヴの定番曲・名曲が目白押し!中でも「LOVE-SICK」では再びSax加藤氏が登場、心地よい揺らぎがフロアに満ちる。 そしてアンコール1曲目「吉祥寺」の演奏後、「たまたま来たスペシャルゲスト」として曽我部が紹介したのは、なんと田中貴!ベースを持って登場した田中氏が弾き始めたのは、「恋におちたら」のイントロ。久々に聴く田中氏のベースとコーラス……思いもよらぬ共演に大歓声が上がる。2度目のアンコールにも田中氏が登場、全員で演奏されたラストナンバー、「若者たち」。ステージ上の面々のみならず客席も、全体が一体となってのシングアロングで、幸せなステージは幕を閉じた。曽我部恵一のロックの魔法は、私達に至福の時間をくれた。ここ下北沢でこその、最高のツアーファイナルだった。
[撮影/鈴木恵、文/前田奈央]
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