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Live Report ライブレポート 2006

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2006.5.2
"ランクヘッド2006「ヘルシー☆ヘルシー☆腹ヘルシー」ツアー"
ランクヘッド
GUEST>チャットモンチー


ランクヘッド

ランクヘッド

チャットモンチー
“5月2日”と“CLUB Que”と“ランクヘッド”。昨年こそ行われなかったが、3年前からランクヘッドは、5月2日にココ、CLUB Queで、何かしらランクヘッド名義のイベントを開催している。今回はその3回目。どんな成長振りを見せてくれるか、期待に胸を膨らませてこの日を迎えた。 まずは界隈で話題沸騰中のチャットモンチーが、SEなくゲストとして登場。「可愛い!」という歓声が上がり、客席がぐっと前のめりになる。観客の頭で見えなくなるくらい小さくて、少女のように可愛いらしい女の子スリーピースバンド。しかし、一度演奏が始まると「可愛い」だけではない「強さ」が彼女達から滲み出す。「さよならGood bye」から丁寧な演奏がスタートし、シングル「恋の煙」からはきっちり収録の3曲演奏。この表現の異なる3曲で、彼女達の無限の引き出しを見せられる。しかし、MCでは初めてFirst Kitchenに行った話など、普段着の3人が顔を出し等身大で飾らない。3人で描き、Vo.&G.橋本嬢が歌い上げる“恋心”は、リアルと切なさそのもので、女として震えるほどの共感を覚える。だから私は、彼女達の唄を手放せくなってしまう。 そして、SOLD OUTの会場には、“腹ヘルシー”ツアーの主役、ランクヘッドが登場。歓声で迎えられると、彼らも「月光少年」「プリズム」とハイテンポな楽曲で飛ばしながら応えて行く。まさに、客席とステージのキャッチボールなのだ。先日ワンマンを終えたばかりの彼らは、一回りも二回りも大きくなったようで、安心して彼らの紡ぐサウンドに身が揺れる。「夜行バス」~「三月」へと中間部にスローな曲が多めに並び、“聴かせる事の出来るバンド”を印象付けながらも、「カナリアボックス」「千川通り」へと会場の熱を上げることは決して忘れない。途中、チャットモンチーとの地元が一緒の話を穏やかに話しながらも、「幸せになるように必死で生きて欲しい」とVo.&G.小高氏は言い放った。当たり前だけど、とても難しい事なのですよ、これはきっと。アンコールでは、まさに客席のリクエストに応えて「夕暮れの」を披露し、今日のテーマが「幸せ」であった事を匂わせる。 “幸せを追いかけて生きるんだよ”と。私は「必死に生きてる」かわからないけど、小さな幸せを繋いだら、きっと大きな幸せになるんだろうね。 “切ない恋心”と“幸せ、そして生きる唄”に踊らされた夜、私も幸せでした。ありがとう。
[撮影/西原勝哉、文/だるまっち]
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