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Live Report ライブレポート 2006

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2006.6.8
"不思議な六月の夜"
サード・クラス/ワタナベイビー/TOMOVSKY/知久寿焼





それぞれの思いを胸に幕を開けた不思議ツアーファイナルステージ。スポットライトに照らし出され静かにムトゥーアラーターが登場。彼が奏でるバイオリンの音色によって、観客は不思議ワールドへと引き込まれていった。一番手は、ワタナベイビー。何だか聞き覚えのある曲…「さよなら人類」だ。「ピテカンドロプスになる日も~」とつい無意識に一緒に口ずさんでしまう。そして「恋かしら」「電話をするよ」「スマイル」などの持ち歌も披露。続いてビール片手に知久寿焼さんご登場。「夜のおんがく」、「おるがん」、「ああぼーくはかなしーよ」など、知久さんワールドが全開だ。知久さんの歌声がダイレクトに染み入ってくる。三番手は、TOMOVSKY。「うたいまくる40歳」「うしろむきでOK」「GO GO GO」などをエネルギッシュに歌う姿は、どこから見ても熱い人そのものだ。ステージを見て伝わってくるのは、登場メンバー全員が今夜のライブを心から楽しんでいるということ。そういう演奏を見るのはとても心地が良い。4番手は、サード・クラス。「年上想い」「愛くらら」などなど、ライブだから見れるセッションや即興が貴重だ。そして全員での「スポンジマン」で、知久さんの歯の隙間の秘密が明かされた。あっという間にアンコールタイム「もも」「不思議な六月の夜」を演奏。さらに再々アンコール。それでも帰りたくないお客さんに、不思議メンバー達はBGMで流れていたツアーアルバムにあわせて即興演奏をしてくれた。気がついたら開始から4時間以上が経過していた。静かだけど熱くて心地よい、そして四角いライブハウスが何だか丸い形だったような感覚になる、そんな不思議なライブだった。
[撮影//鈴木恵、文/松下恵子]
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