2006.7.17
まるで野球の試合が始まるかのようなアナウンスで面白可笑しく登場したのは、年間120本ものライブをこなすライブバンド、レッサーパンダ、熱いパフォーマンスで、のっけから会場を沸かせる。しかしただのテンション任せではない、voハロー松田氏から放たれる力強い声は、見る人の心に突き刺さる。後に登場する無限放送10の井垣氏の前バンド、Unlimited Broadcastの「It’s a beautufull day」のカヴァーでは、客席で涙する姿も。今、ここで歌っていること、演奏していることを、心から楽しみ幸せに感じていることが伝わり、こっちも幸せな気分になれる愛のあるステージだった。客席の興奮も冷めやらぬ中、毎回様々な豪華メンバーで楽しませてくれる、井垣氏率いる無限放送。今回は無限放送10として、これまた素晴らしいメンバーでのお出まし!毎度盛り上げるMCも、説得力のある歌も、客席で自由にかき鳴らすギターも、彼にしか出せない井垣ワールドである。年を重ねれば重ねるほどわかること、今だからこそできる音楽を、嘘偽りなく見せてくれる。「この世界は気が狂うほど、激しくて美しいんだ」と何度も繰り返し歌い、私達に教えてくれる。落ち込んでいても、このライブを見ればパワーをもらって帰れる。アンコールではレッサーパンダも再び登場し、「STAND BY ME」をセッション。最後には男だらけでキスを交わすという熱いステージに!聴いて、見て、一緒に歌って、心から楽しめる2つのバンドにとても感動した夜。まさにこんな日を「It’s a beautufull day」と呼ぶのだろう。"RETURN TO NATURAL CLUB Que 夏ノ陣 2006" レッサーパンダ vs 無限放送10[井垣宏章(g/ex.Unlimited Broadcast)/クボタケイスケ(b/はやぶさジョーンズ)/ ナカジマノブ(dr/人間椅子/PONI-CAMP/ex.ドミンゴス)]
[撮影/サヤカ、文/タエコップ] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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