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Live Report ライブレポート 2006

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2006.9.24
"CLUB Que 12th ANNIVERSARY [EACH TWELVE CONSTELLATIONS]"
MAMORU&THE DAViES/怒髪天/THE RODS


MAMORU&THE DAViES

怒髪天

THE RODS
独自のカラーを色濃く放つバンドが集結した。「僕らアマチュアなんで・・・」と謙虚なMCだったのは1組目のTHE RODS。しかしそんな低姿勢な人柄も、演奏が始まればガラリと変貌。縦横無尽にステージ上で暴れ回るフロント陣には圧倒され、Vo.陶山の激情的な歌声が胸に突き刺さる。躊躇や遠慮などなしに、我々の心と身体に大量の音のシャワーを浴びせてくれた。2組目の怒髪天は、和楽器とテクノを融合したようなパンチの効いたSEで登場。歓声の中でVo.増子が「こんにちは!!」と吠えれば、観客のテンションはさらに上昇する。疾走感のあるロック・サウンドに乗せて、彼ら流「人生の応援歌」を休む間もなく響かせた。増子が親指と人差し指でピストルの形を作ると、観客もそれに合わせる。MCでは随所に爆笑を招き、観客の発言に容赦なくツッコミを入れる場面も。まさにステージと客席が一体となって「怒髪天ワールド」を形成していた。そして最後を飾るのはMAMORU&THE DAViES。アップ・テンポなカントリー調の曲から、大人のムードが漂うスローなロック・ナンバーまで盛り沢山。MCでは「アウェイな気分。」と言っていたが、そんなことは一切感じさせず、終始観客の笑顔が絶えなかった。ドリンクを片手にゆったりと身体を揺らす人も数多く、フロア全体を眺めているだけで幸せな気分になることができた。個性というのは本来皆が持っているものだが、「キラリと光る」個性を持つ人は数少ない。しかしこの日の3バンドは、それぞれの個性が眩しいほどの輝きを放っていた。
[撮影/平沼久奈、文/工藤涼子]
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