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Live Report ライブレポート 2007

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2007.6.2
"TIMESLIP-RENDEZVOUS ONE MAN LIVE ~JUMP TO THE SUMMER 2007~"
TIMESLIP-RENDEZVOUS


2007年は精力的にライヴを行っているタイムスリップランデヴー。"JUMP TO THE SUMMER 2007"ツアー最終日、今年2回目のワンマンにおそろいの黒いシャツで現れたメンバーからは、充実した気持ちでこのライヴを迎えられる喜びと期待感が満ちあふれていた。そういう自分の気持ちと、お客さんひとりひとりの顔を確認するように強い視線で歌いはじめた近藤金吾。その歌にのせられて2曲目の"ジレンマ・モンスター"ではすでに場内は夏の熱気となっていた。音楽でお腹の中から熱くなっていく感じ。11年やってきた彼らだからこそ説得力を持つ前向きな歌詞も、このライヴを楽しんでいることも、意気込みも、表現したい音もすべてが伝わってきた。これって当たり前のようだけど実はすごいことだと思う。ステージとフロアの気持ちがひとつになってできあがるものだ。中盤、"針にかかった魚が自由を求めるように"、"アグレッシヴワールド"とデビューミニアルバムからの懐かしいイントロが流れると、客席から華のような歓声があがる。リリースから10年以上経っても色褪せず、今の感情で聴ける曲。タイムスリップランデヴーが誠実に積み上げてきたものがそこに見えるようだった。メンバーそれぞれがヴォーカルをとったカヴァーコーナーではロックバンドとしての一面もがっつり披露。金吾もG.井澤雄一もところせましと動き回り、観ている側が自然と笑顔になる見せ場をたくさん作る。ベテランの味とバンドを始めたころの高揚感を同時に観られた瞬間だった。2回のアンコールを含め全21曲。新曲も懐かしい曲も、全部に気持ちがこもっていた。彼らのライヴを観ていると"UNDER ONE SKY"で歌う『僕らは二度とない時を生きてる』ということを実感できる。
[撮影/サヤカ、文/輪千希美]
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