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Live Report ライブレポート 2007

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2007.8.29
"free angel vol.1"
NOWHERE[塚本晃(vo.g)/三輪雅也(b.vo)/伊藤孝喜(ds.vo)]
原みどり東京チャンチキズ
[イシヲロシア(uklele.etc)/ 飯野竜彦(guest key/フライングキッズ)/ こぐれみわぞう(guest チンドン太鼓/シカラムータ)]
河村博司バンド
[河村博司(vo.g/ソウル・フラワー・ユニオン)/ハシケン(b.cho)/多田三洋(key.cho/THE COLTS)/伊藤大地(d.cho/SAKEROCK)]


NOWHERE

河村博司バンド

原みどり東京チャンチキズ
トップバッターは浴衣を現代風に着こなした粋な4人組「原みどり東京チャンチキズ」。「お座敷小唄」と称していたけど、明治~昭和30年代くらいの日本歌謡曲を歌い、老人ホームの慰問などをやっているそうだ。し・か・し!日本歌謡と侮るなかれ!ロックでもポップスでもムード歌謡でもない、とてもモダンな曲ばかり。例えば「月がとっても青かった」だけでウキウキ・ソングができたり、ある事件を歌にしたり、といった具合だ。会場も手拍子で応え、「面白かった!」と拍手の嵐。喜怒哀楽の「怒」がない感じで、日本歌謡の歴史を表現した「チャンチキ」というジャンルが生まれそうだ。お次はソウル・フラワー・ユニオンファンにはお馴染みの河村氏率いるバンド。ロックな要素はありつつ、とてもファンタジック!映像的というか、画が見えるんですよ、画が!歌詞も「ラララ」だけだったりするし、“音”で“楽しんで”“楽しませている”。1バンド目とは別の楽しみ方ができた。 さて、皆さんはその昔「シェイディー・ドールズ」という、とてもエキサイティングなバンドがいたのをご存じだろうか?その中心人物である塚本氏率いるNOWHEREが今日のトリ。音と歌詞がグサグサと心に刺さってくると思いきや、アコギでしっとりと聴かせるなど全体のストーリー作りはサスガ!見事なステージで魅了してくれた。 そしてアンコールにはサプライズが!塚本氏が「最後にステージ全部のせするから」と予告した通り、各バンドからの刺客がズラリと登場。この日、この瞬間でしか見られない構成で、ボ・ガンボス「トンネル抜けて」、ソウル・フラワー・ユニオン「満月の夕」という、名曲中の名曲を披露。こんな贅沢な夜があっていーんでしょうかっ!Queだからこそ実現できるこのセッション。最初から最後まで、ドキドキ、ワクワクさせられた最高の夜でした。
[撮影/サヤカ、文/金田千恵美]
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