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Live Report ライブレポート 2007

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2007.11.26
"胸キュンアルペジオ ~福村貴行君の5回忌~"
VASALLO CRAB75/advantage Lucy/CONDOR44/Three Berry Icecream


VASALLO CRAB75

advantage Lucy

CONDOR44

Three Berry Icecream
ある一人の人間を通して人と人とが繋がり、音楽を奏でていくことの大切さや素晴らしさを感じた。みんなが「福ちゃん」と呼ぶその人を私は知らない。しかしスクリーンに映し出された過去のライブ映像や、メンバーそれぞれが語る彼とのエピソードから、「福村貴行」というギタリストがどれほどメンバーの中にあり続け、そして影響し続けてきたのかが伝わってきた。また彼らが10年を経てどのように変化し成長してきたのかを感じることができたような気がする。「Three Berry Icecream」は、アコーディオンによる“picnic”などで観客を魅了し、「CONDOR44」は凛々しい雰囲気を持って“十月”などを演奏し人々を恍惚とさせる。「VASALLO CRAB75」のVo.工藤が「駅で一匹のてんとう虫が何処からかやって来て肩にとまり、気づいたらいなくなっていた。」と嬉しそうに話す姿が印象的で、季節外れのてんとう虫と今日のイベントの意味を重ね合わせると心が暖かくなった。彼らの個性溢れるパフォーマンスが“Romeo”で終了すると、「adavantage Lucy」が登場。透明感のある声とギターサウンドの調和が心地よい。福村と一緒に作ったアルバム『advantage Lucy』の曲をすべて演奏した。そしてアンコールでは、福村が残した曲から工藤が詞をつけた“Leaf”が全員によって演奏された。「僕らはこれからも歩いていくさ 君がそばにいてくれるから」という歌詞が心に響いた。そしてこの曲のCD-Rが観客へのスペシャルプレゼントとなった。「福ちゃん」というかけがえのない存在を通し、このイベントが毎年11月26日にこの先もずっと続いていくであろうことが嬉しくもあり、羨ましくもなった。自分もそういう存在でありたいと強く感じさせられるイベントだった
[撮影/rei、文/松下恵子]
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