CLUB Que WEBSITE

Live Report ライブレポート 2007

« Back


// TOMOVSKYレポート3本立!//

2007.12.14
"トモフ生誕42周年ライブ ~ヨルナイト~"
ひとりTOMOVSKY/ひとりスネオヘアー
opening act>ひとりサード・クラス(はかまだ卓)


ひとりTOMOVSKY

ひとりスネオヘアー

ひとりサード・クラス
恒例になったトモくんのバースデイ・イヴェント。今年はアコースティック形態(1人)でハカマダくん(サード・クラス)とスネオヘアーが駆けつけてのパーティです。CLUB Queをあたかもトモフの実家のような空気に包んでくれました。かなり母性本能をくすぐる雰囲気(あ、俺に母性本能はないけどね)。穏やかだけど起伏や色々な流れがある、まるでよく晴れた日当たりのいい山中で自然の音を聴きながら過ごしているような気分になる一日でした。
1曲目は「歌う42才」。1番が終わったところでいきなりケーキを持ったハル(Theピーズ)が乱入! 優しいな~とおもったけど、よく考えたら双子なんだから「あなたも誕生日じゃん」というわけで2人でロウソクの火を消す。そして歌う。いや、やる事無いハルくん激しく踊る。ん~絶妙なグルーヴだ。
スネオへアーとのやり取りでは、軽くお互いを否定しながらも絶対的に大好きみたいなMC。しまいにはマイクプリ(プリアンプ)の存在を10年来教えなかったことにトモフ激怒。「殺せ~」とまで言っても会場は大爆笑でアットホームなのです。人柄のなせる業です。
後半では再びスネオへアーが登場し、ドラムを叩くというこれまた珍しいシーンもあり、やっぱり盛りだくさんの内容。飽きない。TOMOVSKYのライヴは何回見ても一度も同じライヴはないからね。 アンコールは再び二人が出てきて、それぞれの曲を歌いまわして、激しくゆかいに幕をとじたのでした。


2007.12.25
"トモフスキー STRANGER THAN おとぎ話 in X'mas"
TOMOVSKY/おとぎ話


TOMOVSKY

おとぎ話
クリスマス!つー訳で世の中にはウカレタ男女がお菓子業界の陰謀にまんまと乗せられて、必要以上の甘味な食べ物を食べ、2月頃からダイエット食品などにお金を費やすという新たな食物連鎖が起きてる現代ですが、CLUB Queも多分にもれず甘めのチョイス…という訳でも無いな~。おとぎ話とTOMOVSKYという組み合わせ。和洋折衷で隣のお兄ちゃん的な、そう食べ物で言うならラーメンかな。こだわりのオリジナルスープをお仕着せがましくなく美味しくいただけるラーメン屋さんだね。まず1杯目はおとぎ話。独特のタイム感の中に、Voの有馬君のポップで伸びやかな麺…じゃなくて声が特徴的。それよりステージを楽しんでいる顔がすごくすてきで、もうイケ麺じゃないのが逆に最高で、もじゃもじゃラーメン・ヘアースタイルは70年代の空気をもちながらも現代の若者のカルチャーを表現している…と思う。たぶん…。とにかく表現は難しいけど、食べたら美味しい、いや観たら心豊かなミュージックライフ。きっと帰ってぐっすり眠れるような癒しに満ちた感覚と、僕も明日少し前向きに生きていけるんじゃないだろうかという充実したバイタリティを持つ事が出来きるステージを60分やってくれました。そしてTOMOVSKYさん。今日はバンドスタイルでの登場。すっかり定着したサードクラスがバック。そんでもって夏頃からベースに双子の兄のハルくんが参加。14日に続いてCLUB Queのステージに登場。嬉しいですねぇ。いまさらだけど双子の兄弟似てます。だけど違う。いや似てるのかなとか思っている間に、どんどんその音楽世界に引き込まれている事に気が付きます。ちょっとやけっぱちにも見えるけど濃度の高いポップソング。ん~絶対ほかにない。年々進化する「歌う42歳」から始まって「スポンジマン」~「無計画」という名曲で幕開け。いいな~思わず笑顔がこぼれます。サンタも縦笛も違和感なく溶け込んだ材料というかオモチャ。もっと言うとこの場所自体が彼らのオモチャ。そんな空間を船に例えてトモフは船長になり皆を大海原への航海に導くのです。


2007.12.31
"Que's COUNT DOWN 2008 ~HEY!SAY!-20!!~"
MTハピネス[大木ハルユキ/大木トモユキ/ワタナベマモル/佐藤シンイチロウ/もりくん]/ THE PRIVATES/THE NEATBEATS/MAMORU&THE DAViES/FURS/ワタナベイビー+TOMOVSKY+サード・クラス

12月3度目のTOMOVSKYのステージは、大晦日というより新年早々元旦の明け方からホフディランのワタナベイビーとサード・クラスという突発セッション。突発といっても何度もツアーをともにした仲なので勝手知ったる間柄。LIVEが始まる前に流れているビデオは巌流島での彼らの野外ライヴ、今日はいない知久寿焼の姿も映っていて和気藹々南国ムードの素敵な映像でした。これは販売品なので興味がある人はhttp://www.officek.jp/fushigi/を覗いてみてくださいな。それぞれの曲を2曲づつ披露するメニューなんですが、びっくりしたのはワタナベイビーがベースを握っていること。自分の曲は歌いながら弾くというスタイル。ワタナベイビーも随分器用です。TOMOVSKYは上手(かみて)でキーボードを弾きながら終始にこやか。ホント幸せ振り撒く笑顔です。年末ならではの空気感もまして不思議な盛り上がり。ゆるさとエンターテナーが見事にコラボしている。誰にでもできるもんじゃないなぁ。凄いな~。この時点で時計は5時を回っております。
そして約16時間、述べ700人の集客の大晦日イヴェントの大トリであるMTハピネスへ突入。もういつからCLUB Queの大晦日のトリをとっているのかわからないほど恒例となってるこの現象。眠いとかダルイとか、無い分けは無いんだろうけど、人混みが分かっていても神社に初詣に行くのと同じノリなんだろうな。MTを観たら1年間楽しく幸せに暮らせるような気がするもんね。TOMOVSKYはまた最上手でキーボードを弾く。アンコールではTOMOVSKYがドラムを叩きたいのか、シンちゃんが歌いたいのか、入れ替わってクラッシュの初期の名曲『ハマースミス宮殿の白人』を演奏。TOMOVSKY、以前より明らかにドラムが上手い! いや普通に上手い。もうお客さんはみんなTOMOVSKYがドラマーではないことを忘れて、シンちゃんのヘロヘロなストラマーに没頭している。それほど違和感なし。歌う42歳は叩ける42歳でもあった。凄い。そして最後にもりくんのダンスが観られたのも最高! TOMOVSKYたちのお陰で、今年も愛溢れる元旦になりましたね。
[撮影/CLUB Que、文/秋田川隆介]
※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。

MENU

WWW このサイト内
Copyright © CLUB Que SHIMOKITAZAWA All rights reserved.