2008.7.20
梅雨明け宣言が出された週末"夏ノ陣"VS SERIES7日目にエレクトロ・ロックの常識を覆した2バンド登場した。先攻はアナ。大久保が多彩な音をサンプラーで操り会場を沸かせたかと思えば、大内もアナ名物ドリル奏法を披露。クーラーがガンガンに効いてた会場を熱くさせた。後攻を務めたザ・ジェッジジョンソン、この日はいつも以上に鬼気迫るステージであった。転換中の機材トラブルや演奏中の流血など災難が続いたが、そんな逆境が起爆剤になったのかもしれない。ラストの『Tide of Memories』で藤戸は歌うことに徹し、血管が浮き出そうなほど必死に歌う光景は鳥肌が立つほど圧巻だった。青春時代の甘酸っぱさ綴るアナ、決意や衝動を奏でる音に託すザ・ジェッジジョンソン。"デジタル"という共通項で結ばれた彼らは、人のみが持つ感情を電子楽器という無機質なサウンドも取り入れ表現する。けれども、この日会場に響いたのは生々しい血の通った音であった。"「CLUB Que 夏ノ陣 2008 RETURN TO NATURAL」 ~VS SERIES~ " ザ・ジェッジジョンソン VS アナ
[文/菊入加奈子、撮影/市川絢子] ※CLUB Que WEBSITEすべてのコンテンツに使用されている画像の無断転載は禁止です。
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