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Live Report ライブレポート 2008

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2008.11.4
"PaperBagLunchbox presents 「メロウゴーラウンド vol.3」"
PaperBagLunchbox/KAREN/34423


PaperBagLunchbox

KAREN

34423
歌、音、魂が交錯するPaperBagLunchbox presents 「メロウゴーラウンド vol.3」。今宵はゲストに34423とKARENを迎えスタートした。 floor actはまるで妖精のような存在感の34423(ミヨシフミ)。彼女が演奏をしていた位置が会場の後方ということもあってか、既に演奏が始まっていたことに遅れて気付いた私。そして同じようなお客さんもチラホラ。実験的で中毒性を秘めたサウンド。気付いた時には自然と会場一体が彼女の音空間に染まり、今宵のメロウゴーラウンドが気持ち良く回り始めた。 続いてはKAREN。ART-SCHOOLの木下理樹と戸高賢史。downyの仲俣和宏と秋山隆彦。そしてヴォーカルに女性シンガーのアチコというスペシャルバンドである。伸びのある彼女の歌声が響いた瞬間、会場はまるで青天の霹靂のような感動に包まれた。しかし曲が終わりMCになると、彼女の明るく可愛らしい人柄に会場は和む。「私ホントにPBLが大好きで、中野君の歌が大好きで、キラキラしてて眩しくて…だから今日はホントに嬉しいんです」その場に居たみんなの気持ちを天真爛漫な笑顔で代弁してくれた。 そしていよいよPaperBagLunchboxの登場である。 "5度"のイントロが響きメロウゴーラウンドは加速する。ステージに立つ中野陽介 (Vo./G.)は、まるで一輪の花のようだ。彼の魂が身体には収まりきれず歌となり、メンバーがそれを的確な力と愛情で、優しく力強いバンドサウンドに育ててゆく。PBLのライブで思わず泣きそうになるのは、そんなメンバーの信頼関係を言葉ではなく音を通して感じるからだ。ゆらゆらと揺れるメロウゴーラウンド。この気持ち良さをもっと体感したくて、私はまたこの場に足を運ぶだろう。[文/柴田志の、撮影/鈴木恵]
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