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Live Report ライブレポート 2008

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2008.11.16
"D.W.ニコルズ はじめてのワンマン ~太陽のこども~"
D.W.ニコルズ

「なぜだろう。こんなにも涙腺が刺激されるのは。」D.W.ニコルズのライブでは、いつもそんな疑問が生まれる。でも疑問と言いながらも、実はその理由は心のどこかでわかっているはず。歌詞の内容を見てもわかるように、彼らの放つ音楽は私たちの日常を表象しているような「リアルさ」があるから。そんな彼らの初ワンマン・ライブが、ここCLUB Queで行われた。熱いステージを展開しながらも、「休み休みでいいから。」と観客のコンディションを気遣うわたなべ(Vo.AG)。この熱さと優しさが彼の魅力なのだろうか。フォーク、ファンク、ブルースなど、様々な要素を詰め込んだ楽曲でどんどん私たちを引き寄せていく。「太陽のこども」は、メンバー全員がイスに腰掛けて、アコースティック・スタイルでの演奏。その後も「愛に。」などファンに人気の曲を披露しつつ、「新曲はすぐやりたい。でも中途半端でみっともないものは見せたくない。」とわたなべは語る。大半のバンドマンが感じることを、彼はストレートに観客にぶつける。本当に素直で柔らかい人なんです。「グッデイ」ではサビの部分でフロアからの大合唱が巻き起こり、彼らの音楽をより感動的なものに仕上げていた。アンコールは全員オフィシャルTシャツで登場し、「虹」「雨過天晴」などを演奏。「みんなのために作っている」という言葉が、D.W.ニコルズの基本理念を象徴しているのだろう。あったかくて居心地の良い空間であった。 [文/工藤涼子、撮影/おれんじぱんだ]
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