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Live Report ライブレポート 2008

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2008.11.22
"talk to me presents 「talk to you vol.09 ~talk to me生誕2周年記念~"
talk to me/ハックルベリーフィン/the ARROWS


talk to me

ハックルベリーフィン

the ARROWS
talk to meの誕生2周年を祝うその日は心地よい秋晴れ。祝意を届けようと最初に登場したのはハックルベリーフィンだ。優しいメロディと言葉がステージから転がる。誠実な彼らの人柄そのもののような音楽。派手さはないけれど、歌はオーディエンスの背中を押して旅立ちへと誘う。そうして、いくつもの起伏を越えてゆく。7曲のショートトリップを終えれば、そこには笑顔こぼれる温かな空気感が生まれていた。 続くthe ARROWSはハックルとは別のアプローチでオーディエンスの熱を上げる。ダンスビートに乗っかってうねるグルーヴ。あっという間に空気が艶めく。ボーカル・坂井が一緒に踊ろうと手を差し伸べる。曲を重ねる度に高揚感がうなぎのぼりになる中、息つく暇も与えず繰り出した「ナイトコール」「マストピープル」で、Queは歓喜の渦に。天井を突き刺すように掲げられたたくさんの指先が、軽々と沸点を超えたことを物語っていた。 そうして温まり切った場内に、いよいよtalk to meが登場。冒頭からイキのいいロックナンバーをたたみ掛ける。まるでエネルギーの放射が止まらないとでも言わんばかりだった。ボーカル・矢野は「音楽を愛する気持ちはひとつだろう」と煽りながら、「talk to meを成長させたいんだ」と決意も口にしてみせる。そんな気持ちの伝わるライブに、オーディエンスも全身で応えた。新曲「アイマイミーな恋愛ゲーム」ではラブ&ピースを声高に叫び、場内が一体に。アンコールでは「What's talk to me?」でもれなく衝動まで炸裂させる。メンバーとファンが互いに弾けるように祝い合った最高のバースデーライブだった。
[文/渡部俊祐、撮影/小川舞]
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